Going Home

買ったばかりなのか真新しい糸玉で、

糸の先には「ここから糸のはじまり」と、わかりやすく赤く塗られています。

赤く塗られた部分は２～３センチほどでしょうか。

ちょうど・・こんな形のまんまるい、大きな未使用のタコ糸の糸玉。

その糸玉を、赤く塗られた部分を手に持ったまま・・

ポ～ン・・と、部屋の端へ投げました。

コロコロ・・っと、糸玉は糸を伸ばしながら部屋の端へ転がります・・。

「この２～３センチの赤い糸の部分は、私たちのこの世界でのいのちです。

そして、その先に永遠のいのちが・・このようにあるのです。

この世界でのいのちは、ほんのわずかです。

しかし、永遠のときは、この先に。

計り知ることができないほど、永遠に永遠にあるのです。

何のために、この世界でのわずかな時を用いますか？

この世界での時間よりも、永遠のほうがずーっとはるかに長いのです。」