テーマ:☆詩を書きましょう☆(8463)
カテゴリ:絶望や死
ヤギの面をかぶった裁判官が叫ぶ
「弁護側、最終弁論をどうぞ」カンカン 所謂弁護しようもない俺の所業 それでも、ルールだから仕方なく 弁護を引き受けた黒ぶち眼鏡の男は なんとも 気だるそうに話始める 「特に… ありません…」 あまりの救いのなさに 俺はその場に血を吐いた それでも判決がおりてくれればいいのに 死刑なら死刑 無期懲役ならそれでかまわない ヤギはとたんにニヤニヤし始めるだけ そして事もあろうにあくびをひとつして むしゃむしゃと、裁判記録を食べ始めた 狂ってる この裁判は狂ってる (1986) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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