テーマ:☆詩を書きましょう☆(8463)
カテゴリ:絶望や死
ファンタジックな夕日の中で
けっして笑わない君の 口元が少しだけ微笑んだね 昨日の夜もまた何人も ヤギの顔をした死神が来たね 僕は君のために 朝になるまで戦ったってたんだ 君が傷だらけになった僕に アリガトウと一言 言ってくれるその声を 聞きたくて はじめて君の体を抱きしめた 小さくて 力がなくて 少し震えていたね 「ガリガリにやせているでしょう?」 そう心配そうに僕をみあげた だけど僕には光の中から来た天使に見えた 君の体には4つの紋章が刻まれていた 花と 蝶と 鎖と 大きな竜と 君が死んだことをさっき知ったんだよ あの時 抱きしめた腕を離さなければよかった 僕はずるい 僕は卑怯者だ 自分が傷つくことを 恐れて離してしまったんだ なのに最後のメールも アリガトウだったね 僕はこれから何と戦えばいいの あーたんは一人で寂しくはないの? いっしょにいてあげたほうがいい? 答えて? あーたんがそう望むなら僕はそうするよ? お願いだから返事をして たった一人の部屋で 僕は泣き叫んでいるんだよ お願いだからもう一度だけ返事をして 電話がもてないのなら メールでいいからね あーたんが寂しいだろうから 新しく買ったピアノも 弾いてもいいんだよ スイッチ入れたらすぐ音がでるやつ 買ったんだよ 俺が弾いてあげてもいいよ あーたんが好きな曲なんでも弾いてあげるからね あーたんが ちゃんと眠れるように 眠れるまでずっと (2007 11) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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