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テーマ:本と出版について(527)
カテゴリ:文化・芸術
ムゲンブックスからのメールが来て、アマゾンの審査も済んだ、との知らせをいただく。いよいよ拙書「相生橋にて」が、アマゾンにも掲出されることになったのだ。職場の方から、ぜひ読みたいとの有難い声を頂いたので、貸出用に数冊注文しておく。本は、約一週間程度で届いた。
拙著「相生橋にて」 原爆の被害を乗り越えて、戦後復興の原動力となった広島の路面電車~車種がまことにバラエティに富んでいることから、「動く路面電車の博物館」と言われることもあるが、その中でも「被爆電車」に対する思いは特別なものがある。だからこそ小説の題材に選んだのだが、こうして具体的な形として出来上がると、何とも感慨深いものがある。 いよいよ貸出も始まり、職場の方に読んでいただいた。今のところ、読者の男女比が3対7といったところで、女性比率が倍以上になった(ただし、長期的にどうなるかは分からないが)。その時代毎のヒロインを中心に物語が進むので、女性読者の方が親和性が高いかも知れない。社員の家族の方で、執筆者の私のことを女性だと思った方がいらっしゃった(江田島翔という男性作者名を表記しているのに、そう思ってしまう可能性があるのも、この本の特徴かも知れない)。はっきり言って、女流作家と野郎の作家との文脈の違いとか、拙者はバカだからよく分からない。でも、貴貫之みたいに「女の立場で書いてる」章も確かにあって、本当に女性が書いたように読めるのか不安だったが、もしかして上手くいったかも知れない。 有難いことに、読者からお菓子とか、いろいろ頂いてしまった! その他にも、コーヒーや高知県産のポン酢醤油、チョコレートなどなど・・・本当に感謝です!結局、リアル世界の人様との交流が大事なんだということを改めて噛み締める。それを再認識したことをもって、一つの成果である。コロナ禍で、会食する機会も絶無である現在、これは人様との話題ツールとして活用出来る貴重な資源なのかも知れない。(ちなみに拙者は、LINEとかTwitterなどという面倒臭いツールは一切使っていない) メンデルスゾーン~ヴァイオリン協奏曲から 拙者お気に入りのフィリップスのCD CDを聴きたい方はお貸しします!という取り組みも始めたが、こちらの需要は極めて少なかった。今更気が付いたのだが、CDプレーヤーが無い!という方が結構いらっしゃる。もはやスマホで何でも聴ける時代なのだ。今や、CDプレーヤー自体がオワコンなのかも知れない。 ちなみに拙者のCDプレーヤーは、今年で10年になる。カセットもMDも付いていて、フラッシュメモリに録音可能。消え行く音源の数々がこれで救われた。メンコンの音源は、諏訪内晶子女史の版もあるが、これも数え切れないくらい聴いた。あまりにも古い音源だから、何時何処で手に入れたのかも忘れてしまったが。 何だかよく分からないけど、今年はクラシックばかり聴いた。ゴーストライター騒動の「交響曲ヒロシマ」もよく聴いた!クラシックに回帰しているのは拙者だけでは無いらしい。全世界的な傾向だそうで、どうもコロナ禍が関係しているという。恐らく、経験したことも無い強烈なストレスを中和するために、クラシックの音源は効果的なのかも知れない。クラシックの有名作曲家は、まぁ大抵の人が精神を病んだりして、苦しみぬいた末に生み出された名作が数多い。だからこそ本気で心に響くんだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.27 21:47:58
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