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2008.03.10
テーマ：食べ物あれこれ(50339)
カテゴリ：味噌作り
カビで作る味噌仕込み。カビいやですか？いやですね。 ちょっと待って、お味噌とかびは仲良しです。 腰が痛いって、整形外科で話しに花を咲かせている以前のお嬢さんモボ様(モダンボーイ)と仕込みました。 机に向かって難しい顔した、日本経済を引っ張ってくれているお父さん、お母さん、おじさん、おばさん(失礼)会社でストレスいっぱい、大変な日本を背負っています。ニコニコ顔で仕込みました。 お父さんお母さんと元気なちびっ子と仕込みました。 赤ちゃんを抱っこしたりおんぶしたり、小さな子の命、おっぱいを上げて、それでも託児にお願いしながら、若いお母さん達と味噌仕込みました。 大勢の方に本物のおいしい味噌食べさせたくて、・・日本人の心を伝えたくて・・ いつまで続けることができるんでしょうか？・・ ご老体に鞭打って･･私のです。 味噌にせかされ、味噌に諭され、味噌の小言を聞きながら、味噌のささやき聞きながら、・・誰かみたい。 講習会続けています。 味噌はカビです。 カビはいやです。そのとおりです。 今は御餅につくアオカビ、黒かび赤カビ・・目にできることあります。御餅すらなかなかカビが生えてくれませんね。・・・ 防腐剤という素晴らしい化学薬品は、カビを抑えます。人間の嫌いなことはなるべく目に触れさせないように、人々を一時大変幸せにしてくれます。 防腐剤はカビや腐敗を防ぎ、食品をいつまでも新鮮で、長持ちさせてくれます。 お味噌は逆です。誇れる日本文化はカビの文化です。 カビで作るお味噌です。 みんなの手は石鹸で洗ってはいけません。・・科学物質は嫌いです。 みんなの手も、桶や亀、アルコールや焼酎で、殺菌消毒？・・とんでもないです。決して菌を殺さないで下さい！！きれいに水で洗ってください。 雑菌は死ぬかもしれません。怖いインフルエンザウィールスやはしかの病原菌は死にますね。アオカビなど、カビ類も死にます。 と同時に味噌を作る良い菌といわれている・・酵母菌 麹菌 乳酸菌も死にます。 これらは味噌を作る菌なんです。実は人々の嫌いなカビ類も味噌を作る菌なんです。 味噌はカビです。こういえばカビを抑えようとはしませんね。 昔は味噌を煮て潰してお団子にしてつるしたり並べておきました。 4月5月は絶好のカビ日和です。 カビが生えました。それを洗って硬い味噌だまを、棒で突いて細かくして、 塩と麹と混ぜて桶につけました。 それでもちゃんと味噌ができました。 日本人の先人の知恵ですね。梅雨のあるじとじとした日本の気候ならではのカビの文化です。 現代社会ではカビはいけないもの嫌われ者です。・・カビがあるとびっくり仰天、 捨ててしまう方もいます。 カビになじみの無い現代社会。それではせっかくの手つくりも困ります。 それでできるだけカビを押さえ、又高いけれど、手に入る""麹""というカビを使った味噌つくりです。 お味噌はカビで作る本物の発酵食品。 読んで下さってありがとうございました。 又書きます。 私の教科書です。   お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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