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カテゴリ:ジョギング
震災後初めての開催となる気仙沼つばきマラソンに参加ずべく, 前日土曜に高速飛ばして気仙沼市へ。 一助にと一度訪問していたとは言え,復興にはほど遠い街並みに言葉を失ってしまう。 これまで二か所あった大島へのフェリー乗り場も津波の影響で一か所に。 しかもその乗り場事務所。 トイレも仮設なら,建物もプレハブの仮設。 大会参加者はみんなこのフェリーを使って大島の会場に入る。 マイカーを指定の気仙沼小学校に置いて,我々もフェリーに乗り込む。 フェリーが大島に到着すると, 震災前の大会で何度もお世話になってきた民宿のおやじさん(御年80歳!) がお迎えのミニバンで待っていてくれた。 民宿までの道中,島の被害状況を教えていただき,その凄まじさを改めて感じる。 24件あった民宿は現在半数しか営業していないという。 宿泊する民宿「かもめ荘」は,津波被害こそ免れたものの, その揺れの大きさで天井が落ちるなど傷みがひどかった。 民宿をやめようかとも考えたらしいが, 今回のつばきマラソンに合わせるかのように民宿を改装,修復し,営業再開につなげた。 本業である養殖業も,震災後に再開し1,2年経った現在, ようやく収穫という形になってきた話を聞き,こちらも嬉しくなってきた。 夕食ではその海産物三昧! 安い宿泊料金では申し訳ないほどの質,量で食べきれないほど。 震災前となんら変わらない食事に,日本酒までしっかりちょうだいしてしまう。 大会当日の日曜。 朝から雨,しかもかなり寒い。 雨はみぞれに変わり,ぼた雪に・・・ 同じ民宿に泊まっていた他の団体(ご夫婦×3組)は, この悪天候にレース参加を見送り,朝食後に帰宅してしまう。 大会会場となる大島小学校。 その横に大島中学校もあるのだが,そちらの校庭には被災者の仮設住宅となっている。 震災前の生活にはまだほど遠い。 我々が参加する10キロの部が,10時20分スタート。 雨合羽を着たり,特大ビニール袋を工夫して被ったり,ウインドブレーカーを着込んだり, 防寒対策をしている人も多いが,我が家は単に長袖シャツのレベル。 後ほど完走証の記載でわかったけど,気温1.2度。 海沿いで風も強く,激寒状態・・・ 走ると水分たっぷりの雪が体を叩く。 ランシューズは中までグッしょり濡れ,寒さで足先の感覚がない。 アップダウンしかないコースを走っていると, みんなを励ましながらゆっくり走るゲストの千葉真子さんに追いつく。 「被災地までありがとう。」 そんな感謝を2,3言葉を交す。 後半は,雪水なのか汗なのか鼻水なのか,よくわからないものが顔をつたう。 そんな中,大きくバテることはなく,無事ゴール。 ジャズっちょ 48:41(正式タイム) 50分くらいを念頭に置いていたので,まずまずかな。 ま,この環境でしっかり走り切った事実の方が大きい。 寒い中,あんまり私を待たせるのは悪いと,ビア子もある程度は頑張る。 ビア子 56:10(正式タイム) 二か所しかない完走証端末に長い列ができていて進みがノロい。 これを待っている間が寒いのなんのって。 選手に振る舞われる大会サービスのワカメ汁やマグロの兜焼きには目もくれず, 民宿に戻ってお風呂をいただいた。 船着き場まで送ってもらいフェリー乗り場につくが,乗船を待つ例年以上の長蛇の列が。 最後尾に並ぶと,寒さと雨と吹き付ける風。 大荷物を持つ我々の体を容赦なく痛め付けること数十分・・・ ようやく到着しマイカーにたどり着くが, 雪の影響で高速道路がチェーン規制になっているのだと。 夏タイヤに履き替えていた我が家は,仕方なく一般道を通って自宅に向かう。 3時間半もかかってよーやく自宅に。 いろんな意味で印象に残るつばきマラソンとなりました。 ========================== 【土曜】 7キロ 45分 ジョグ 【日曜】 上記の通り 【月曜】 お休み 練習不足だったせいか,筋肉痛です・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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