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テーマ:モバイルよもやま(4414)
カテゴリ:工夫
大手のキャリア回線と安心していたが、ここんとこ三社とも大規模障害を起したことに。
KDDIによると今回は以下と。 3.影響エリア 全国 4.原因 2022年7月2日(土)未明の設備障害により VoLTE交換機でトラヒックの輻輳が生じております。 5.影響 トラヒックの輻輳を軽減するため、流量制御などの対処を講じており、 個人・法人のお客さまの音声通話およびデータ通信がご利用しづらい状況が発生しております。 蜘蛛の巣のはった公衆電話ボックスで引き出しの奥にあったテレカが使えてびっくり。保全してきたキャリアに感謝。無用の長物の様なボックスは、今日ばかりは、企業の社会的責任を果たす証に見えた。 スマホの通信ができない表示は、×が付くものらしい。わかりやすい。 同地点同時刻で、スマホが駄目でもモバイルルータはなぜか受信表示。不安定と言う事か。 もしや、前世紀かしらん・・・ 7月3日、KDDIの社長と担当役員の記者会見があり、ツイッターで評判がよかったので、録画を見てみたところ、真摯で明快で好感がもてる会見だった。感じがいいので、やっぱり、KDDIを使い続けることにしよう。 日経系の各紙の記者やフリーランスの記者達もいい質問をしていたが、朝日、毎日、NHKの記者は、勉強不足で、賠償、人為ミス、経営責任、高齢者への影響などの質問をして、お騒がせネタを探してる印象。明快な説明もあったので、幾度も繰り返されている事実逸脱の煽動記事は、今回は書きづらいかとは思うが、白を黒と垂れ流す角度報道はいくらでも書く会社なので何をかくのだろう。 全国に配置した18の交換機でトラフィックをさばいていて、そのうちの多摩の交換機に付随するコアルータの交換作業が成功せず、事前に設計された手順に従って、元に戻す作業をはじめたところ、トラフィックが滞留しはじめ、「輻輳」となり、全国に拡がったらしい。 流量を制限しながら滞留をへらして輻輳を解消させる作業を、18台の交換機について、順番に行うので時間がかかったらしい。加えて、トラフィック毎に、顧客情報データベースと通話関係のデータベースの両方に情報を書き込みながら制御するシステムとなっていて、輻輳により通信が滞留して、いちトラフィックについて両者のデータベースの内容の同期がとれないものが発生してしまったらしい。この同期とりの処理にも時間を要したとのことだ。 原因箇所は、ハードウェアの故障ではなく、更新と切り戻しの手順の中にあると。定例のハードの更新作業とのこと。何が誤まりだったのか、再発防止はどうするか、回復後に子細に分析して報告すると。 明快な会見でコンティンジェンシーのマネジメントができている印象。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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