まだジェダイではない
やっと「スター・ウオーズDVD-BOX」の「エピソード5・帝国の逆襲」を見た。いや、最近、楽天日記のためになんかやる、みたいなことが多くて、もともとその日の出来事とか思ったこととかを書くのが日記のはずではあるが、日記のためにDVDを見たという状況であった。いや、それはそれでよいかもしれない。何か、義務感を与えられないと、私のようなだらしない人間は、なかなかことを起こさないものである。例えば、月曜日に、金曜日までに終えるべき仕事とか課題を与えられても、では月・火・水・木4日間使って、悠々とやるかと言うと、たぶん、私なら、木曜日一日だけで慌ててやるだろう。いくら時間があっても、逆に言うと、いくら時間がなくても同じようなものである。「スター・ウオーズ」のDVDだって、決して日記書くために買っているわけではない。楽しむために買ったわけだ。ところが、このところの忙しさにかまけて、その楽しみの時間を持たなくてもいいと納得している自分がいた。それではいかん。よくないことである。日記のおかげで、自分にとってはスター・ウオーズ中のベスト1とも言うべき「帝国の逆襲」を心おきなく楽しむことができたと言ってもいいであろう。アメリカ本国に遅れること1年、78年に日本で公開された「スター・ウオーズ」だが、アメリカではその続編までにファンは3年待たされたわけであるが、日本では2年ですんだというわけである。さて、今回のDVDとしての感想だが、やはり鳴り物入りで修正をうたわれていた、皇帝の登場シーンは、今までとかなり意味合いが違ったものになっている。公開版では、なんだかわけのわからない俳優が演じた皇帝であるが(一説によるとおばあさんが演じているらしい)、その後「スター・ウオーズ/ジェダイの復讐」、そして年月があいた「エピソード1,2,3」は同じ俳優、イアン・マクダミッドが演じている。それでは、ということで、今回DVD化に際して、イアン・マクダミッドが演じ直したのだ。ただし、どうもエンドクレジットまでは手が回っていなくて、イアン・マクダミッドの名前は見当たらなかった(ような気がする)。この作品で初めて、映画デビューした、我が尊敬の師「ジェダイ・マスター、ヨーダ」様も、CGではなくマペット人形なので、表情がやはり乏しい。映画を初めて見た頃は、人形なのによくここまで表情豊かに演じているなと思ったものだが、最近のCGヨーダ様を見ていると、やはりそれほどの表情は表現できていない。だからこそ、ある意味「熱演」が感じられるとも言えるだろう。私が、この「帝国の逆襲」が好きな理由は、よくぞ続編への期待を裏切らずに、と同時に次への期待を盛り上げることができたという点に非常に感心したからである。前にも一度どこかで書いたが、ダース・ベイダーと主人公ルーク・スカイウオーカーが初めて宿命の対峙をするシーンで、ベイダーが口にする台詞は、何度見ても「決まっている」!The force is with you, young Skywalker.But you are not a Jedi yet...ここに、実は「スター・ウオーズ・サーガ」全編に流れる宿命が凝縮されていると言っても過言ではないだろう。キャー、かっこいいぞ!ダース・ベイダー!(というか、主人公はルークじゃなくて、やっぱりダース・ベイダーなんだろうな。スター・ウオーズ・サーガは・・)キャラクターや設定へのこだわりとか、「スター・ウオーズ/新たなる希望」をシリーズ最高作と押す人も多いが、私は、やはり、この「スター・ウオーズ/帝国の逆襲」が最高傑作であると、今でも思っている。もちろん、だからといって、これだけ見ても、話になりません。まずは「スター・ウオーズ/新たなる希望」から見ないと!そして、気をつけなければならないのは、「スター・ウオーズ・サーガ」は、エピソード4,5,6から見て、それから1,2,3へと行かなければ、全く意味がないことです。常連の皆さんで、結構「みたことない」という方が多かったのですが、くれぐれも、じゃ見てみようかといって、「スター・ウオーズ/エピソード1・ファントム・メナス」から見ることはしないでくださいね!(^_^;