流浪のウオークマン!
インターネットのパソコンコラムを読んでいたら、相変わらずアップルの「iPod mini」の売り上げが好調で、日本では数週間待ちになってしまったそうだ。もちろん、マック使いのわたしも「iPod」を使っている。マック使いだからといって、ま、通勤中とかにウオークマンで音楽を聴くという習慣がない人にとっては、いくらアップル製品だからといってもiPodは不要だが、わたしは元々ウオークマンユーザーであった。iPod購入は当然の成り行きだろう。(さすがに第1世代は買わなかったが)もちろん、「初代ウオークマン」に始まり、「ウオークマン2」「ウオークマンプロフェッショナル大」「ウオークマンプロフェッショナル小」「ワイヤレスウオークマン」「防水ウオークマン・ワイヤレスリモコン」「ウオークマンDDプロフェッショナル」「DATウオークマン」「再生専用DATウオークマン」と買い続けてきた。(いやあ、書いてみると、すごいですね。自分であきれてしまいますね)さすがにMD時代ではどうでもよくなって、シャープ、Panasonicというラインにかわった。つまり今まで買ってきた携帯音楽プレイヤーは、11台(iPodをいれると12台)ということだ。もちろん壊れたら新しいのを買うということもあるが、多分わたしが新しもの好きということでもある。その証拠にまだ手元には使えるウオークマンが何台かある。(ちなみに、CDウオークマンは買ったことがない)しかし、やはりiPodは革命的だったと言える。だいたいパソコンで自分の聴きたい音楽を扱うようになると、CDを録音する時間がリアルタイムではないと言うのが圧倒的に便利である。アルバム1枚録音するのに、5分くらいしかかからない。(録音というより、データコピーなわけだが)レンタル屋さんで10枚借りてきても、録音するのに1時間ちょっとしかかからない。1時間と言っても、ずっと聞いている訳ではなく、例えばわたしの場合はiTunesの読み込みボタンを押せばおしまいだ。曲名も、今ではインターネットのCDDBというデータベースで読み出してくれるので、自分でいちいち記入しなくても99%は自動的に曲名・アルバム名・アーティスト名が記録される。で、iPodをつなげれば、自分のパソコンに入っているiTunesのライブラリが自動的にiPodに移ってしまう。また、アルバムなんかも好きな曲を選んで録音しなくても、丸ごと録音しておけば、いつでもどこでも好きな曲だけ聞いていてもいいし、全部聴いてもいいし、これまた便利なことに自動的によく聴く曲がランク付けされて、そればっかり聞いていることもできる。ランダム再生もできるし。(ま、結構聴く曲というのは偏ってしまうもので、ほとんど聞かないなと思ったら、パソコン上から削除しておけば、それが結果iPodにも反映されることになる。)いちいちカセットやMD、CDなどのメディアをいちいち持ち歩かなくてもいいのも便利である。もう、そういう音楽生活には戻る気もない。昨今、後追いとして、ソニーもHD(ハードディスク)ウオークマンを出してきたが、他の製品をいろいろ見ても、性能はiPodと大差ないだろうがデザインは較ぶべくもない。今時の若者が性能とかよりもデザインを重視する事が分かっていないのだろうか。あるいは、これが日本企業の造形の限界か。ちなみに音質は、多分アップルの「ロスレス」という形式が一番いいのであるが(AIFFを除く)、これは容量を食うので、MP3かAACにしている。(MP3よりもAACの方が質はいい)ただし、わたしは、容量節約のため、音質を犠牲にして、CD180枚位を5GB程度に収まるようにデータ量を抑えている。というのもiPodは外付けHDとしても使えるので、空き部分を常に持っていたいからである。(わたしのiPodは10GB)それに、音質を落としても、外で歩きながら、電車の中とかで聞いている分にはどちらかと言うと高音質にしてもしょうがない。これはウオークマンを聴くようになってから気づいたことだが、普段、我々の身の回りには何という騒がしい音が取り巻いているかが痛切に感じられる。なんせ、地下鉄なんかほとんど音楽聞こえなくなっちゃうからね。だからといってシャカシャカ野郎にはなりたくはないので音大きくはしないけど。しかし、iPodも間もなく60GBが出るようだし、miniも6GBになるだろう。60GBと言うと、CD音質そのままのAIFFデータで入れても90枚弱は入ってしまう。(つまり前述のAppleロスレス形式にすると180枚くらい入ってしまう)ただし、パソコン側で音楽データのために60GBの領域を作らなくてはいけないのだが、ま、2006年発売のウインドウズ(開発名・ロングホーン)も必要ハードディスク量が1TB(テラバイト)以上と言うから、大した問題ではないだろう。マックもその頃はOS11かな・・しかし、こんな状況って、iPodが出るまでは予想もつかなかったですね。さて、数年後には、果たしてどんな便利なウオークマンが出ているのであろう。--※ほめ過ぎかもしれませんが、わたしはアップルの手下ではありません。※音楽CDを録音する場合、個人で楽しむのみにしましょう。