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[小説] カテゴリの記事

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  久々に藤木稟さんの本を買う♪

  『イツロベ』『テンダーワールド』に続く三部作の最終巻アークトゥールス価格：1,785円（税込、送料別）三部作だったのかぁ....知りませんでした^^;『イツロベ』は面白かったけど『テンダーワールド』はよくわからなかったような気がする。これを読むと２つの作品でよくわからなかったこともつながるということなのでとりあえず買ってみました。前作読んだのがずいぶん前なので（2001年発行）話ほとんど忘れちゃってるから、もう１回読み返さないと。読書の秋♪って、まだまだ暑すぎますが^^;楽天ブックスさん、２０００円以上購入でP７倍キャンペーン中だったのでついでに買うものはないか探してたら買い忘れているコミックス発見したので一緒に購入しました。ゴーストハント（11）価格：440円（税込、送料別）本当に買ってないかちょっと不安なんですが、購入履歴調べたら買ってないし、ここ１年本屋でコミックス買った記憶ないし....家の中確認すれば済むことなんですがなぜかゴーストハントあちこちバラバラに置いてあって。１０巻までしか見つけられなかったのでたぶん大丈夫かと.....ちょっと本気で整理整頓すべきだね(￣∇￣;)１２巻来月でるようで、一緒に予約しちゃおうかと思ったのですがポンカン対策にとりあえず保留してます。９月に入ってから予約か、販売開始されてから買うことにします♪【予約】 ゴーストハント（12）今回買い回りキャンペーン７店舗でお買物。ランチタイムP３倍の時間帯に買ったので金曜カード利用などプラスされるポイントが６＋６＋２＋１で、いつもより１５倍分多いはず。通常分合わせて１７倍になるはずです♪額が小さいので、たいしたことはないんだけど、どうせ買うなら少しでもお得が好きなのです(￣∇￣*)ゞ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ツイッター（pupupipu3）ではリアルタイムで報告してましたが最後に今回の買いまわり利用店の報告です☆1.コーヒー屋さん【スペシャルティコーヒー】　共同購入にてトラジャアイス購入2.爽快ドラッグ　　ヴィックスドロップ、ドクダミ茶、柿の葉茶など購入3.ターニングポイント（ノニ問屋）　ノニ茶葉購入4.ドリームコンタクト　　メダリスト２購入5.京・咲きな　　期間限定リピートでも買えるお試しセット購入6.楽天ブックス7.【超パソコン専門店】グッドウィル 　　iTunes Music Card購入

  2010年08月27日

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  守り人シリーズにはまる☆

  もっとはやく書きたかったのだけど、ちょっと時間がなくて。今ももう寝なくてはいけないのだけど、明日の９時からアニメが始まってしまうのでとりあえず。もし興味を持ってもらえても、こんな時間に書いてたら１話目は見逃してしまうだろけど^^;いつも後手後手のお知らせでごめんなさい～！BS１か２で放送していたのを見て興味をもち（終盤近くの数回見ただけですが）、原作を読んだらものすごくおもしろくてハマってしまった守り人シリーズ私が買ったのは文庫版で、精霊の守り人、闇の守り人、夢の守り人と今のところ３作目まで読みました。文庫はまだ３作目までしかでていないんだけど、軽装版なら虚空の旅人、神の守り人（上（来訪編））、神の守り人（下（帰還編））まで出ているのを知り、続きがはやく読みたい私はちょっと失敗したなと思うくらいはまってます。続きと言っても話の途中ではなく、１話ごとに完結しています。シリーズ完結の天と地の守り人だけ３部作になってるそうです。蒼路の旅人を含めシリーズ１０作、はやく全部読みたいです♪まとめて文庫化してもらえないものだろうか。。。４月には守り人シリーズに続く、 守り人短編集　流れ行く者というものでるようですね。文庫化はいつ？気長に待たないといけないようですね(￣∇￣;)作品についてのデータも書きたいところですが、本当にもう寝ないとやばいので、申し訳ありませんが、興味のある方はリンク先（楽天ブックス）の内容情報を著者情報をご確認ください。児童書として出版された作品であることだけ書いておきます。登場人物たちが魅力的で、１作目、２作目とどんどん引き込まれてしまうこの作品。１作目は楽天ブックスで注文し、もしおもしろかったらポイントアップのときに続きを買えばいいやあと思っていたのに、電車の中で読み終わり、その足で２作目を買いに本屋にいってしまいました^^;電車で読んでて、あまりに集中しすぎて降りる駅についても読んでて慌てて降りたり（終点でよかった）、文庫は通勤時に読むようにしてるのに、２作目、３作目は通勤時だけに読むことが我慢できずあっという間に読んでしまいました。ファンタジー小説好きなら、ぜひ読んでみて欲しい作品です。アニメが明日（今日）４／５午前９時よりNHK教育TVで放送されます。まずはどんな話か確認してからでも原作を手に取ってもらえたらなあと思います。私もアニメは途中少し見ただけなので、今回の放送でじっくり楽しみたいと思います。BSで見たときに調べたら４月から再放送あるとのことだったので、最初から見ようと見ていなかったのです。精霊の守り人オフィシャルサイトそれではおやすみなさい(*￣▽￣)ﾉ~~~♪

  2008年04月04日

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  夜のピクニック／恩田陸

  恩田さんの作品は、友達に「六番目の小夜子」を勧められて読み、それからはまってしばらくいろいろ読んでいたのですが「ライオンハート」を読んでからしばらくお休みしていました。久しぶりに読んだのが、この「夜のピクニック」。映画化されたり賞を取ってたりと、かなりの話題作だったんですね。ブックス利用する時に久しぶりに恩田作品読んでみようかと買った分だったのでちょっとびっくりしました。しかも帯もよく見ず読んであとがきでそのことを知りました^^;いやあ話題作になることだけのことはあります。内容はもう有名かもしれませんが、「歩行祭」という高校の行事で、全校生徒が夜を徹して８０キロ歩くんですが、この一夜にグッといろんなことが凝縮されているすばらしい青春小説でした。「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。　どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」（本文より）まさにこの２行が物語るようなお話でした。もちろんただ歩くだけじゃなくて、そこには恩田さんらしいいろんな仕掛けがあって、どんどん話に引き込まれます。そして読んでいるうちに自分もその行事に参加して一緒に歩いてる気がしてきたり、見守っている父兄のような気がしてきたり、う～ん上手く言えないけど、その空間に漂っている感じですかね。とにかく読んでいるというより参加している感じがしてくるんですよ。一緒にはらはらしちゃうんです。でも、妙な懐かしさがこみ上げてきたりもするんです。これはもう自分が高校生ではなく遠い昔に経験した何かがふっとよみがえってくるせいなんでしょうね。読後感もとてもさわやかなおすすめの作品です

  2007年04月11日

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  君の名残を／浅倉卓弥

  この週末、日記の更新もせずに何をしていたかというとこの本を読んでいました。そして読み返していました。「四日間の奇跡」を読んだときにも思ったのですが、この作者はうまい！話の中にぐぐっと引き込まれてしまいます。平安末期の世にタイムスリップする高校生の話ときくとなんだかあまりそそられないのですが、前作がすばらしかったので手に取ることにしました。読み始めてすぐに引き込まれながらも前作同様「えっ？」という展開。前作でも途中またこんな話～とひきかけ、読み進むうちにテーマが同じでもこんなに内容が違うのねと感動しました。この作品では歴史上あまりにも有名な人物として主人公たちが生きて行くので、主人公たち同様読者もある程度結末はわかってしまいます。でもね、その生き様がたまらないのです。自分の最愛の人の死がどのように訪れるのか知っていてなんとかその歴史を覆そうと戦い続ける者、自分の壮絶な死の場面を知りながらもそこから逃げないと決める者、国を動かす権力を得ることになると知っている者。主人公たちだけではなく平安末期の歴史上の人物の描き方もうまい。それぞれの立場から書いている作品って不必要に長くなるだけで作品の全体的な流れを壊してない？というものもあるのですが、この作品はそういう部分がないです。限られた時の中でどう生きるのか、残酷ともいえる運命とどう立ち向かうのか。もしかしたら何かに決められた通りに生きているだけだとしても、その時その時精一杯生きればそれはやはり自分の人生でもう一度やり直せるとしても同じ道を選ぶだろうと思える生き方ができればいいなあと思います。難しいけどね。読み終わってまったく不満がないと言えば嘘になるのですが、細かいところを突っ込むのは野暮かもねっというくらい読ませてくれました。今後も朝倉さんには期待しています♪

  2006年08月20日

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  あふれた愛／天童荒太

  天童さんの作品はいつも辛くなるんだけど、ついつい手に取ってしまいます。今回は短編集。人はなぜ愛していても傷つけあってしまうんだろう。家族でも恋人でもその人を思っていても、その人がどんなに苦しんでいるかわからずに、自分を押し付けてしまったり、そのつもりはなくても追い込んでしまったり。第三者の立場として、読者として読むとお願いだから、追いつめないでとわかるのに、当事者だとわからないかもしれない。これはどこかのだれかの話ではなく、いつ自分がこういう状況になってもおかしくないという話だと感じました。追いつめてしまうかもしれないし、追いつめられてしまうかもしれない。仕事、家族、いろんな環境でストレスで追いつめられる可能性は誰にでもある。そんなとき、わかってくれる人がいてほしいし、わかってあげられる人になりたい。生きていくって難しい。

  2006年01月18日

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  4TEEN ／石田衣良

  お正月に「模倣犯」を読もうと楽天ブックスで注文したんやけど、残念ながら１巻～３巻が品切れだったため読めず、一緒に頼んでいた「４teen」を読みました。石田さんの作品は読みやすいし軽いタッチなのに、内容がしっかりしてて好きです。この作品も登場人物がとても生き生きと描かれていて、１４歳の少年たちの焦燥感とか生命力を感じました。それぞれいろんな悩みを抱えながらも、精一杯進んでいこうとする少年たち。けっしてうまくいくことばかりじゃないけど、こういう仲間がいるって素敵だな～という作品です。直木賞受賞作品。「池袋ウエストゲートパーク」とはまたひと味違った作品ですが、ピリピリするような緊張感や、なんともいえない疾走感はさすが石田さんといったところでしょうか。ひとつひとつの話が短いので電車の中とかでも読みやすいので、通勤通学時にもおすすめです。楽天ブックスはポンカンキャンペーンでポイントUPになるので、買い物の状況により利用してます。どうせ本は購入しているので、少しでも得になるならってとこです。特に１２月、１月と一冊から送料無料なので、これは利用しやすいですよね。でも１／５～１／１２までの購入金額によってポイント最大５倍キャンペーンや、１／６～１／１０まで楽天カードで購入するポイント３倍という言葉につられて、４０００円分注文しました。前回在庫切れキャンセル扱いになった「模倣犯」１～３巻が購入可能になっていたので再度申し込みました。「のだめカンタービレ」１４巻も初回限定版は売り切れやけど、通常版は予約可能になっていたので予約♪なんと１５巻初回限定でマングースのぬいぐるみ付きでランキングトップになってました。一瞬悩みましたが、まあぬいぐるみはいいか～と予約せずです。ほかに藤木稟さんの本も頼んだけど、在庫切れになってなければいいんやけどね～。

  2006年01月07日

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  ハリー・ポッターと賢者の石

  言わずと知れたハリー・ポッターシリーズの第一作。子供向けとなめてたらいけません。これだけ人気がでるにはそれだけの理由があるのです。最初読んだときあっと言わせる展開に、うわっやられた！と思いました。一作ごとに一年経つということで、一巻は低学年の子供でもおもしろく読めるようになってるし、ページ数も考えられています。ハリーが魔法使いということを知り、魔法学校に入学し、それまでとまるで違う世界を知るように、読者もハリーの世界に引き込まれます。いろんな人と出会い素敵な友達もでき、両親のことについても知ることになります。クィディッチというスポーツがあり、この試合の実況がおもしろくて好きです。もし、まだ読んだことがなければ、だまされたと思って読んでみてください。一巻は読み終わるのにそれほど時間もかからないし。映画で見たからいいや～という人にもおすすめです。英語OKの人は原文のほうがよりおもしろいということなので、そっちの方がいいかも。私は英語がさっぱりなので、日本語版でたのしんでいますが。来年やっと６巻がでるということでとても楽しみです。７巻はさくっとでてはやく最後まで読ませてほしいもんです。

  2005年12月19日

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  姑獲鳥の夏／京極夏彦

  京極堂シリーズ第一弾。「この世には不思議なことなど何もないのだよ」と言い放つ、古本屋にして陰陽師の京極堂が、憑物を落とし事件を解きほぐすんですが、本人はいつも仕方なく腰を上げるんですね。この「姑獲鳥の夏」では最初から登場しますが、シリーズが進むにつれて、いったいいつ出てくんねんというくらい後から登場したりもします。東京・雑司ヶ谷の医院を舞台に怪しく悲しい世界が繰り広げられます。文士・関口や探偵・榎木津らなどクセのある登場人物が魅力的でもあります。このシリーズは仕掛けがでかいのでそういうのがだめなひとはおもしろくないかもしれません。でも、はまればもうこの世界から抜け出せなくなるくらいおもしろいんです。どんどん分厚くなっていく文庫も許せます。今年映画化され、分冊され持ち運びには便利なのが出たけど、どーんと１冊で並べるのも迫力があると思いますよ。しかし映画まだ見てないんやけど、これって映像にして成り立つのかな？それにキャスト、榎木津役の阿部さんは聞いた時、ぴったりや～と思ったんですがあとはしっくりこないんやけど、映画もおもしろいといいのになとは思っています。はやく、WOWOWOさん放映してね～。

  2005年12月05日

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  アルケミスト／パウロ　コエーリョ

  羊飼いの少年が、宝物を発見できるという夢を２度みて、その夢は本当だという助言を受け、旅をしていくなかで、いろんな経験をしていく物語です。自分の本当にしたいことをあきらめずに追い続けていけば実現できるのに、できないとあきらめてしまえば夢は夢のまま終わる。もちろん実現するのは簡単じゃなくて、さまざまな困難にぶちあたったときにもあきらめない心が必要、自分の心の声や前兆をしっかりつかんで、進んでいかないと行けない。初めから夢は夢と自分のこころに耳をかたむけない人、何の努力もせずできるはずがないとあきらめている人もいるなか、迷いながらもあきらめない主人公。私は自分に自信がなく、すぐにあきらめたり、努力もしない。だからかもしれないけど、夢に向かって突き進んでゆける人にあこがれ、感動する。スポーツを見るのが好きなのもたぶんそうゆうことやと思う。この本のなかにもできたらいいなあと思うだけでなにも行動しない大人がでてきて、主人公の少年は不思議に思う、どうしてやらないんだろうって。少しずつでもいいから、自分が本当にしたいことを、ただのわがままというのではなくできたらいいと思う。

  2005年11月24日

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  ΑΩ/小林泰三

  旦那が買っておもしろいよとすすめてくれなきゃ、自分からは読まなかっただろう作品です。超・ハード・SF・ホラー革命という帯がついています。グロくてスプラッターな表現多数。おいおいと突っ込みを入れたくなる展開。でもおもしろくあっというまに読めました。小林さんの作品はこれと「玩具修理者」しかまだ読んでない。おもしろいんだけど、うぎゃあってなる表現が多くてちょっとしんどいとこがあるんですよ。もともとスプラッターものは苦手で映画もその手のものだめです。ホラーは好きなんだけど、ひたすら気持ち悪いだけなのがだめです。小林さんはこのギリギリのところで、おもしろいと思わせてくれます。ほかの作品も体調と精神状態の良いときに読んでみたいと思います。

  2005年11月17日

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  スキップ／北村薫

  北村作品で最初に読んだのがこれ。１７歳の主人公がうたた寝から目覚めると２５年の歳月がたっていて、４２歳の自分がそこにいる。夫と１７歳の娘と暮らす高校教師になっていた。いきなりこんな状況になるともうびっくりなんてもんじゃないです。さっきまで１７歳だったのに鏡の中の自分はすっかりおばさんになっているその衝撃。そんななか、わけがわからないなりに今を生き始める主人公の強さ。まわりもいきなり私はさっきまで１７歳だったと主張されても戸惑うばかりだし、記憶喪失？ということでなんとか納得し主人公に接するしかないわけで。そして皮肉なことに高校の教師なので、今の自分として生きて行くには、自分の中では同い年なのに先生として接しなければならないんですね。本当なら自分もみんなと同じようにいろんな夢をみたり、恋をしたりしているはずなのに。とにかくがんばる主人公とそれを支える家族、友達。あったかくて、せつなくて、とても好きな作品です。このあとしばらく、北村作品を読みあさってしまいました。

  2005年11月10日

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  火車／宮部みゆき

  宮部さんの作品はいろいろ好きなんですが、今のところ自分の中で１、２を争っているのがこの作品。遠縁の男性に、失踪した婚約者を探してほしいと頼まれ、行方を追う休職中の刑事。探して行くうちに明かされる女性の過去。こわい話です。ものすごく追いつめられると、人はどんなことでもできてしまうのか。今の社会には落とし穴がたくさんあって、自分は大丈夫だと思っていてもちょっとしたきっかけで泥沼に落ちて行ってしまうのか。そんなに贅沢な暮らしがしたいわけではなく、ほんの少し普通に幸せに暮らしたいと望むことは罪なのか。いろいろ考えさせられます。宮部さんのストーリー展開のうまさと、登場人物の描き方のうまさを十分堪能できる作品ですが、読んだ後はすっきりというより、「うーん」とうなってしまいます。山本周五郎賞受賞作品です。

  2005年11月06日

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  池袋ウエストゲートパーク／石田衣良

  そういえば買ってたんだ～！と今朝本棚で発見！！！最近お買い物をしすぎで、本の購入を控えていて、持っている本の読み返しばかりしていたら、あるやん未読の本が～！シリーズ４作目の「電子の星」。これは今日読み始めて、通勤時のお楽しみに残しているので、まだ読み終わってはいませんが、相変わらすおもしろそう♪今年の初めに、知人が石田衣良さんにはまっていると聞き、誰？と無知ぶりを発揮した私ですが、いまやすっかり石田ファンです。池袋ウエストゲートパークといえば、何年かまえにドラマになってたやつだよね～、長瀬くんとか、妻夫木君とかいまどきの若者の話でしょ～と、おばさん発言をしたわたしに、『まあ若者の話やけど、疾走感とかなんとも言えんし、とにかくおもしろくて一気に読めた。あまりにおもしろくて、ドラマも観た』とのこと。そのときは、聞き流していたんだけど、ちょうどなにか今まで読んだことのない作家さんの本が読みたくなり、気になっていたこのシリーズ一作目に手を出したわけです。池袋の少年が、自分たちの町でおこるさまざまな事件を、いろんな仲間と共に自分たちで解決していく連作短編集。軽いタッチで、社会的な問題も織り交ぜながら、さらっと読ませるんだけど、読みごたえのある作品です。分厚い本を持ち歩けない根性なしなので、通勤時に読める貴重な本を、家で読んでしまわないよう明日は気をつけなければ～。

  2005年11月02日

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  巷説百物語／京極夏彦

  京極さんの作品で最初に読んだのがこれ。京極さんの作品は、友人からおすすめ～と言われていて、ずっと気にはなっていたものの、あの分厚さゆえにずっと腰が引けていたんです。で、これなら手頃な分量で短編ぽいし、もし苦手な感じでも大丈夫かなと手に取りました。おもしろかった。最初、やたら難しい漢字が多いし、言葉使いも変わってて、こういう作風に慣れていなかったので「？」と思いましたが、そんなことはすぐに気にならなくなり、むしろそんな言い回しにはまってしまいました。簡単に言うと、人の業を妖怪にたとえて表現し、それぞれの事件に決着をつけていく話。今年wowwowで「続」の『狐者異』がドラマ化されていて、自分のイメージとは全然ちがったけど、それなりに楽しめました。今年は「姑獲鳥の夏」が映画化されたり、いろいろ話題の京極さん。まだ読んでない人は、ぜひ読んでみてください。「姑獲鳥の夏」の京極堂シリーズもとてもおもしろいけど、読み始めるとぶあつ～い作品が続くので、時間のあるときにどうぞ～。

  2005年11月01日

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  あかね空／山本一力

  直木賞受賞作品。舞台が江戸時代深川で『損料屋喜八郎始末控え』で登場した名前がちらほらしてにやりとします。親子でも夫婦でも兄弟でも、言わなきゃわからんやろうという話ですが、言えないというのもまた家族なのかもしれませんね。ちょっとした考え方の違いでものすごくぎくしゃくするのですが、ひとつ解けるといとおしくなるのも家族。家族に限らす人間同士ってこういうものなのかもしれませんね。物の見方、考え方って一人一人違う物でそこに愛情がある分ややこしくなったりして。難しいもんです。読後感が良い作品ですよ～。

  2005年10月23日

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  損料屋喜八郎始末控え／山本一力

  いままで時代小説はなんとなく読まなかったんだけど、ミステリーの短編集に入っていた『端午のとうふ　黄表紙掛取り帖』という作品がおもしろくて、解説にこの作風に興味を持ったひとは、この作品おすすめとあったので読んでみました。そしてこれがおもしろい。４つの話でひとつずつトラブルを解決していく連作長編でその組み立て方がいい。江戸時代の話であまりなじみがなったせいもあり新鮮でした。損料屋っていう仕事も初めて聞いたくらいなので（＾＾；このあと続けて『蒼龍』『あかね空』を読みましたが、これが一番好みでした。『端午のとうふ』が入っている『深川黄表紙掛取り帖』文庫化してくれないかなぁ。

  2005年10月23日

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  半落ち／横山秀夫

  ずっと読みたくて文庫化待ちしていた一冊。横山秀夫氏の県警シリーズのファンで、この『半落ち』もじわじわくる感じがたまりません。『陰の季節』や『動機』など短編集で新しい警察小説を味わわせてくれ、今回長編ながら、各登場人物ごとに描いていてそれぞれに大筋とは別の物語があり、話の進め方のうまさにさすがやなぁとますますファンになりました。ラストの近づくにつれなぜの部分はだいたいわかっても最後に泣いてしまったのはなんともにくい演出、表現力というやつですかね。

  2005年10月17日

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