夏の甲子園決勝は早稲田実の初優勝、駒大苫小牧の3連覇を阻止
37年ぶり再試合の決勝戦です!第88回全国高等学校野球選手権、16日目の結果は4-3で早稲田実が勝利し早稲田実が初優勝全国4112校の頂点を決める戦いは早稲田実の優勝で幕を閉じました。駒大苫小牧の3連覇はなりませんでしたでも、そんな事はどうでもいい。説明不要の決勝戦の再試合。意地のぶつかり合い、気迫が伝わる試合でした。両校のエースについて。駒大苫小牧・田中は1回途中から登板。粘り強い投球で1回以降4安打に抑えた。しかし、やはり疲労があったのだろう。セットポジションでの投球になるとストレートのスピードが落ち、そこを狙われタイムリーを許してしまった。しかし徐々に、ピッチングがまとまってきて9回まで堂々と投げ終えた。早稲田実・斉藤は4連投で先発し、この日もスラーダーが冴えた。4試合連続の二桁奪三振の12奪三振を奪う好投でした。最後の9回でも147キロの速球を投げていました。そのスタミナには脱帽です。斉藤の良さは、ストレートとスライダーの腕の振りが同じという事。そしてなによりコントロールが良い事ですね。打者の手前まで球種が判断しづらい。スライダーの起動でストレートがきたり、ストレートかと思う起動でブレーキのかかったスライダーがくる。スラーダーは縦の変化で曲がるので非常に打ちづらい。さらに、たまに投げるフォークボールは130キロ台半ばのスピードで落ちる。そして、「良い投手は表情を変えない」と言われていますが、それが正に斉藤。この2投手の次のステージでの活躍を早く見たいと思いました。両校の選手の皆さん、お疲れ様でした!<< 最新のトーナメント表はこちら<決勝戦、再試合>◆駒大苫小牧(南北海道) 対 早稲田実(西東京)◆決勝再試合一ニ三四五六七八九計駒大苫小牧0000010023早稲田実11000120x4【試合詳細】早稲田実は1回、2死一、三塁から船橋の適時打で1点を先制。2回にも川西の適時二塁打で加点した。駒大苫小牧は6回、先頭・三谷のソロ本塁打で1点を返した。直後の早稲田実の6回は白川の適時二塁打で1点を加え、7回にも後藤の適時打で小刻みに加点し。4-1とリードを広げた。駒大苫小牧は9回に中沢の2点本塁打で1点差に迫ったが及ばなかった。早稲田実の先発の斎藤は13三振を奪い、無四球で完投した。投手は前日と同じく菊地が先発。1回に先制を許した直後の2死一、二塁からエースの田中が救援。2回以降4安打に抑えたが3失点を喫した。駒大苫小牧 田中将大 個人成績(夏の予選成績、甲子園)相手回数被安被三失点完投伊達緑丘731001苫小牧西601301伊達50801夕張51701北海道栄83901北照95901札幌光星991611南陽工971431青森山田6 2/36530東洋大姫路991131智弁和歌山841010早稲田実12 2/371000早稲田実84430計102 1/358126159早稲田実 斉藤佑樹 個人成績(夏の予選決勝成績、甲子園)相手回数被安被三失点完投日大三11-1341鶴崎工93710大阪桐蔭961221福井商910711日大山形951021鹿児島工931301駒大苫小牧1571611駒大苫小牧961231計804090157夏の甲子園特集甲子園出場校一覧へ組み合わせトーナメント表へ