WBC今後の課題
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の今後の課題を書こうと思います。久々のWBCネタですが、以前書いたものが埋まっておりました。WBCの時期はとっくに過ぎましたが掲載しようと思います。まず問題は大きく分けて5つあります。1.シーズン開幕前という開催時期2.抽選方式ではない組み分け3.審判の問題4.選手の保険の問題5.大会運営費が非公開という事で一つずつ言っていくとまず1の開催時期ですが、アジア、アメリカなどシーズン開幕直前の3月に開催される事(カリブ海やキューバなどは国内シーズン中にWBC開催)シーズン前のコンディションや怪我が最大の問題点となります。怪我をした場合、球団にとって(もちろん選手も)マイナスになるからです。16の国と地域が参加したWBCですが、次回の第2回WBC(2009年)の開催時期は3月に落ち着きそうです。しかし第3回WBC以降は準決勝以降を7月に開くことも可能としたが、第2回大会の09年は無理との事。2の組み合わせですが、抽選を全くしなかった。アメリカ側が、強いとされていたキューバ、ドミニカなどと決勝まで対戦させないよう仕組まれた組み合わせと言っても良いでしょう。もう一つはテレビ放映権。アメリカと日本が対戦すれば、主催者側の大リーグ機構に多額の放映権が支払われます。しかしキューバとの対戦などでは放映権の収入は、ほとんど見込めない。などアメリカ主導のWBCのルールです。各地域と対戦する1次リーグは良いと思います。(日本ならアジア予選)しかし2次リーグ以降は抽選をするべき。 1次リーグ2次リーグリーグ突破準決勝決勝優勝 各組上位2チームが2次リーグ進出上位2チームが準決勝進出4チーム3/183/20 1組A組日本韓国台湾中国3/3~3/51組 1次リーグのA,B両組の上位2チームずつによる総当たり戦 B組米国カナダメキシコ南アフリカ3/8~3/111組1位 3/13~3/15(米アナハイム)1組2位 2組C組キューバパナマプエルトリコオランダ3/8~3/112組 1次リーグのC,D両組の上位2チームずつによる総当たり戦 2組1位 D組ドミニカベネズエラオーストラリアイタリア3/8~3/112組2位 3/13~3/15(プエルトリコ) 3の審判の問題ですが、日本戦で誤審したマイナーリーグの審判が有名ですがそもそも同じ国の審判が同じ国の試合で審判するのが非常識。そしてWBCは世界一を決める大会なので、マイナーリーグの審判ではなくメジャーリーグの審判でやるべき。今回はメジャーの審判と交渉が決裂して参加しなかったが次回以降はメジャーの審判、日本を始めアジア各国の審判も増やした方が良い。4の選手の保険ですが、メジャーの球団はあらかじめ保険会社との契約で所属選手がシーズン中大きな怪我をし、試合出場が出来なくなった場合、保険会社から球団に保険金が支払われます。多額の年俸の選手がWBCで怪我をして長期離脱となった場合、その所属する球団に保険は支払れない。だから球団は選手をWBCに出場させたくないという構造です。WBCの大会運営費は非公開。これはどうゆうことなのか?約5000万ドル(約58億円)の大会経費が赤字か黒字かも分かりません。これはオープンにしていくべきではないでしょうか。と以上の事が挙げられると思います。問題山積ですが、まだ第1回大会が終わったばかりです。第2回大会以降これらの問題が解決する事を願うばかりです。<< WBC特集へ