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2022年02月21日
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カテゴリ:結跏趺坐
2022年2月21日結跏趺坐61日目(2021年12月23日1日目 12月9日、1月31日、2月21日)

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報徳記を読む 第一集 目次  序文    ・・・・・ 1 
第一 ビジョン―二宮尊徳の考えを世界に広める 
1 報徳記と著者・富田高慶について ・・・・・ 2
2 福住正兄口述『二宮尊徳翁略伝』を読む  ・・・・・ 4
3 金次郎の誓い―精出して働き父母を楽にする  ・・・ 8  
4 金次郎、飯泉観音で国訳の観音経を聞く  ・・・・ 10
5 二宮尊徳の書簡 (新枡の改正と小源太への教訓)・・・12
6 荒蕪の力をもって荒蕪を起こす ・・・・・ 15
7 鈴木藤三郎の『尊徳全書』ができるまで  ・・・・・19
8 内村鑑三のみる二宮尊徳         ・・・・・24
9 森 信三のみる二宮尊徳  ・・・・・27
第二 「報徳記」巻の一 原文全ルビ
1 二宮先生幼時艱難事跡の大略        ・・・・・32 
2 先生小田原の大夫服部某の一家を再復す  ・・・・・43  
3 小田原侯先生を抜擢し宇津家菜邑を興復せしむ ・・・54
4 先生小田原侯の委任を受け野州桜町に至る ・・・・・65
5 先生桜町陣屋にありて興復の道を行ふ   ・・・・・72
6 常人撫恤の深意を察せずして小田原侯に訴ふ  ・・・80
7 先生総州成田山に祈誓す         ・・・・・86
第三 「報徳記」現代語訳
1 二宮先生幼時艱難事跡の大略       ・・・・・ 93
2 先生小田原の大夫服部某の一家を再復す  ・・・・・100
3 小田原侯先生を抜擢し宇津家菜邑を興復せしむ ・・・107
4 先生小田原侯の委任を受け野州桜町に至る ・・・・・114
5 先生桜町陣屋にありて興復の道を行ふ ・・・・・117
6 常人撫恤の深意を察せずして小田原侯に訴ふ  ・・・123
7 先生総州成田山に祈誓す ・・・・・127
第四 資料集 目次 例言・主な参考文献     ・・・・・132
1 二宮金次郎の誕生地       ・・・・・133
2 二宮金次郎の少年・青年時代  ・・・・・137
3 「観音経の話」と「観音信仰と坐禅の心」 ・・・・・139
4 「二宮尊徳翁略伝」 ・・・・・142
5 服部家の家政改革 ・・・・・148
6 小田原藩大久保忠真という人 ・・・・・152
7 「二宮尊徳」(『代表的日本人』)英文対比 ・・・・・157
8 読書会記録・見学会報告抜粋      ・・・・・180
二宮尊徳年表(一七八七―一八二九) ・・・・・197
編集者後書                ・・・・・199 

序 文
『報徳記』は、江戸末期に二宮尊徳の教えと業績を弟子の富田高慶が編成した尊徳の伝記です。相馬藩元藩主が明治天皇に献上し、その後、政府高官に配布され、一般向けにも刊行されました。
二宮尊徳は、親孝行で勤勉家、農業土木技術者、教育者といろいろな顔を持ちます。企業再建請負人の枠を超えた人格的に優れた為政者に近い。道徳と経済の考え方、「荒蕪の力をもって荒蕪を起こす」考え方、分度の考え方など尊徳の教えは、たとえがわかりやすく、意味深く、人心の掌握は面白く感心します。企業に働く者として、家庭人として、またひとりの人間として、学ぶところが多い。
 私たちは二〇〇八年六月読者会をスタートしました。この本の編集者GAIAさんを中心に月一度集まり、報徳記の原文と現代語訳を輪読します。GAIAさんが解説し、参考資料を説明し、一時間がすぐに過ぎる。   
 江戸末期と今日とは社会も暮らしも大きく違い、私には武士と農民の階級格差の実感がありません。当時の政治も農民の暮らしも想像が難しく、『報徳記』は当時漢文の素養がある武士に向けたもので、その知識がなく初めは戸惑いました。
 読書会では皆が声を出して読み、質問や感想のやり取りもできます。一人で読む時には味わえない魅力があります。
 二宮尊徳に対する関心は、明治までは農村復興の指導者、戦前は勤勉の象徴、戦後は取り扱われることが少なくなったと思います。二〇一四年二月の新聞に「偉人に学ぶ道徳 二宮金次郎」の見出しで文部科学省の公表記事が載っていました。
 二宮尊徳の教えは、内村鑑三や森信三が認めるように、時代を超え、国を超える教えだと思います。編集を主動したGAIAさんの熱意と努力に敬意を表し、『報徳記を読む』を多くの人に読んでいただき、二宮尊徳の考えが広がることを願います。
平成二十六年二月二十二日 S.K


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最終更新日  2022年02月22日 20時08分45秒



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