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2022年07月23日
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カテゴリ:ウクライナ
ウクライナ、ロシアの「高価値目標」100カ所超を破壊 米分析
7/23(土)

ウクライナで続く戦争をめぐり、米国はウクライナがロシアの「高価値目標」100カ所あまりを破壊したと分析していることが分かった。米国防総省高官が明らかにした。

目標の大半はウクライナ東部でここ数週間のうちに破壊された。米国から供与された火砲の使用により、ウクライナの目標選定能力が向上していることが背景にある。

米軍のミリー統合参謀本部議長は20日、記者団に「これらの攻撃はロシアの補給能力や指揮統制能力、違法な侵略戦争を遂行する能力を着実にそいでいる」と指摘した。

冒頭の高官によると、ウクライナ軍の攻撃対象となっているのはロシアの指揮所や弾薬集積所、防空施設、レーダー、通信拠点、長距離砲の陣地。ただし米国の分析では、ロシアは依然として1日あたり「数万発」の砲弾を発射しているという。

同高官は「永遠にこれを続けることはできない」と述べ、ロシアは誘導弾を大量に消耗している状況だと指摘。今のところロシアは高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」を1基も破壊できていないものの、いつかは「運よく」破壊することがありうるとの見方も示した。

ウクライナ東部ドネツク州の戦闘については、「夏の終わりまで続く可能性が高い」と説明した。ロシアは大きな損失を出しながら少しずつ前進している状況だという。

また、ロシア軍の戦死者には「数千人」の尉官、「数百人」の佐官、「多数」の将官が含まれるとも述べ、「指揮系統の乱れはまだ続いている」との見方を示した。

ロシア軍に毎日数百人の死傷者、指揮系統が混乱=米国防総省筋
英対外情報部(MI6)ムーア長官
「ロシア軍は今後数週間で人的資源の補充で困難に一層直面するだろうと分析している」。
「何らかの形で作戦遂行の停止を強いられ、ウクライナ軍に反撃の機会を与えることになるだろう」
「東部の戦線での攻撃では兵士を使い捨てるような状況が多く出ている」

ゼレンスキー氏、失地回復なしの停戦応じず
7/23(土)

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は22日、ロシアが2月の侵攻後に占領したウクライナ領土を支配し続ける形での停戦はさらなる紛争拡大を招き、ロシアに次の作戦に向けて軍の立て直しを図る絶好の機会を与えることになると危機感を示した。首都キーウの大統領府でウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューに応じた。

 ゼレンスキー氏は「ロシアとの戦闘を止めるということは、ロシアに一息つくための休止を与えるということだ」と述べた。「ロシアが自らの地政学(戦略)を変更したり、旧ソ連構成共和国に対する要求を放棄したりするためにこの小休止を利用することはないだろう」

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は今週、ゼレンスキー氏が戦闘停止につながる外交的解決を望んでいないとして非難した。

 ゼレンスキー氏はロシアを世界最大のクジラにたとえ「2つの地域を飲み込んだマッコウクジラが、今になって戦闘をやめろと言っている」。
クジラは一休みして、2年後か3年後にさらに2つの地域を占領し、またこう言う、戦闘をやめろと。それが何度も何度も繰り返されることになる

最近になって米国などから高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」や155ミリりゅう弾砲を供与されたことで、ドンバス地方におけるロシアの攻勢を鈍らせ、戦況を安定させる一助になっているとの認識を示した。
これにより、ウクライナ側の死傷者数も減少しているという。5月と6月の戦闘が最も激しかった時期には、1日当たり100~200人の兵士が死亡していたものの、今は30人ほどに減り、負傷者は250人前後だと明かした。

ゼレンスキー氏「なぜ経済が機能しないのか?人々が国外にいるからだ、女性も子供もだ」
「女性が子供を連れて帰ってきても、夫が戦っていたら、自分が働きに出なければならない。だがミサイルが飛んでくるかもしれず、みんな子供を学校に行かせるのを怖がっている」





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最終更新日  2022年07月23日 20時11分29秒



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