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カテゴリ:読書
ナルニアの最終巻第7巻の「さいごの戦い」ようやく読み終わりました。
もっとさっさと読めたのですが、他の本を読んだりしてたのでやや日数がかかりました。 ナルニア国、最後は滅びるのですが、その滅びたナルニアは真の存在のナルニアの鏡に映った仮の姿で、真のナルニアは存在し続ける。簡単にいうとそんな終章でした。 登場するライオン・アスランはイエス・キリストを擬したものであり、真のナルニアは神の国ということで、作者CSルイスのキリスト者としての思想が、色濃くはっきりと表現されています。 仏教的にいっても、この世は仮の姿・虚仮。さらにいえば「色即是空・空即是色」であるわけですから、ナルニアに通じる部分があるように考えます。 ただイスラム教徒、特にイスラム原理主義者がこれを読んだらどう感じるのだろうと、なんだかそちらの方に想いがいってしまいました。どうなんでしょうね? まぁこんな風に宗教的な部分を考えなくても十分に楽しめる、子供向けの良質な文学であることに違いはないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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