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カテゴリ:読書
天童荒太さんの「家族狩り」文庫版、読了。
いやぁー重たい々内容。家族とは何か、愛とは、個人と家族の関係、個人と家族と社会の三つ巴の関係(社会は‘世間’といった方がよいかもしれませんが)。 天童さんは悲観主義者ではないのだろうけど、よくぞここまで人間の負の部分を見つめ続ける事が出来るものだと思います。けして悪い意味ではなく、しんどい事なのにそれに耐える強い心を持っておられるのでしょう。 私めなどは、辛い現実から目をそむけるわけではないけれど、幸いな事に年少の頃は十分に愛をかけられてきたし、長じても人に恵まれて、基本的にはノホホンと暮らしてますからねぇ。まぁ自分の年齢もあるのでしょうが・・・ 小説としては胸が痛む内容が続きますが、人の生き方や愛について深く考えさせられる作品です。 疲れてる時には読まないほうがいいかも・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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