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2009年05月18日
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カテゴリ:読書
映画「おくり人」の原案・モデルになった「納棺夫日記」が本屋で目に留まったので、買って読んでみました。
映画の方はそのうちテレビでやってくれたら、観るかもしれないけどとりあえず本を・・・

著者の青木新門さんが、納棺の仕事に就いたいきさつ、そのことによって親戚・一族から義絶された事、納棺の実際の様子などが書かれています。
また医者、看護師、警察・特に鑑識職、僧侶など死体を扱う仕事の中で、葬祭業、火葬場の職員が差別の対象となっている事のおかしさも取り上げ、日本人の伝統的な思考、皮膚感覚として染み付いているような‘穢れ’についても言及してあります。
後半の方は、青木さんの宗教的回心といった内容で、その意味では宗教書と言ってもいいかもしれません。
けして声高ではなく淡々と語られていて、日記からの文章でそれぞれ独立してますから、どこから読んでもいいと思います。

映画のノベライズ版だと思うのですが、百瀬しのぶさんという人の「おくり人」というのもありました。余白の多い本だったので買っていませんが^^

  





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最終更新日  2009年05月18日 16時05分05秒
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