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カテゴリ:読書
私めが若いころ、そう1970年台の頃、ノストラダムスの予言がブームというか何と言ったらいいか、まぁ、よく流行っていたもんです。平成生まれの人たちにすれば、ノストラダムス何それって感じでしょうね。 1999・7の月、世界が破滅的状態に陥るといった予言でしたが、マジで心配してた人達もいましたね。今から思えば馬鹿みたいなことですが。 結局、あのブームには仕掛け人がいた、その名は五島勉。小説のような解説のような「ノストラダムスの大予言」を書き、250万部の大ヒット。売れたこれはいけるぞと続編も出たりして。五島氏が大儲けしたって訳ですね。それだけの事。 それでもその終末思想に影響を受け、宗教に走った人もいたり、カルト集団に加わったり、オーム真理教もその流れ、延長線上にあるようです。ですから五島氏が儲けるのは構わないけど、世の中に与えた悪影響・害悪は大きなものあると考えています。 突然にノストラダムスの事を書いたのは、本棚を眺めていて「ノストラダムスの生涯」が目に留まったからで、著者は竹下節子さん、98年朝日新聞社出版です。竹下さんは奥付けを見ると、東大で比較文学の博士課程・パリ大学の博士課程を修し、出版時点は仏在住となってます。1999を目前に控えた98年の時点でノストラダムスについて正しく理解しようとの著作です。 今時ノストラダムスもあったものではないですが、これを読んで五島氏の馬鹿々しいノストラダムス観を払拭できたのは確かです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月10日 17時25分55秒
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