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カテゴリ:読書
コーラン岩波文庫版・井筒俊彦訳・全3巻読了。
ふう~。少し疲れたというかモスリムの宗教観、仏教徒の私めにはついていけない部分多々あり。 ムハンマドが神アッラーの啓示を受けた時代、地理・風土環境、対ユダヤに対する思惑等々の要素が絡み合って生まれた宗教であり、また政治的運動と言ってよい部分もあり、いずれにせよ一神教。仏教的世界感とはだいぶ違う。 まぁモスリムの世界感も少しは理解しておかないとと思って読みましたが、内容の字義通りに動けばISの残虐非道の行いも出てきてしまうのか。 とにかく非信徒・似非信仰者は、バンバン地獄落ち業火に焼かれると繰り返し書いてある、その一方で慈悲深い神ともある。矛盾を感じるのは私めだけでしょうか。 ISを非難している一般のモスリムは平和の宗教という言い方をしますが、それは時代と共に思想が変化したという事なのか、でも一神教の普遍性は変わらないだろうし、変わっちゃいけないだろうし。 思考の迷宮に入ってしまいそうです。 補足の為に井筒氏の「イスラム思想史」も読み始めました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月09日 22時02分00秒
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