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カテゴリ:読書
夏目漱石の「門」、「三四郎」「それから」に続く三部作の三作目。
友人の妻を奪って結ばれた夫婦の、世間から一歩退きなるべく世間とは関わらぬような暮らしぶり。 自らの愛欲を貫いたが故の、鬱々たる日々の暮らしに何かしらの光は見えないか、煩悶の精神生活に救いは無いのか。 主人公宗助は参禅してみるが、一週間ほど参禅してみたところで問題は解決されるはずもなく、帰路につく禅寺の門前に悄然と佇む。 明治知識人の心情というのか、現代とは全く違う時代の感覚と言ったらよいのでしょうか、正直なところ余り面白くはなく、心に響くという事もない作品でした。 これは私めの感受性の鈍さの故にかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月16日 17時22分38秒
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