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カテゴリ:趣味・文具他
薩摩の沈寿官さんの茶碗を買いまして。
いつものオークションサイト、私めより高く入札する人がいるだろうと、一応我が許容範囲内で入札したのですが、その額より上回る人がいなくて、落札出来るとは思っていなかったんですけどね・・・ 沈寿官さんと言えば白薩摩、白の地に華麗な花模様が沈さんらしい代表的な作品となるのでしょうが、それとはまったく違った「緑釉」を使った地味な落ち着いた色合いの渋い作品です。 司馬遼太郎の短編「故郷忘じがたく候」のモデルとなった、十四代沈寿官さん。むかーしに読んで、16世紀末の秀吉の朝鮮出兵時に、半島から日本に拉致された人たちの中の沈家の人。爾来、薩摩の地で陶芸を家業として当代は15代目。その諸々のことを含めて、陶芸家沈寿官さんの作品にはずっと興味があり、手にすることとなりました。 茶碗としては半筒型と言ってよいと思います。早速お茶を点ててみましたが、予想通り点てにくい。まぁ私めが下手な故ですが細かな綺麗な泡が出来ない。椀型で底に向かって曲線になっているのは、まだ細かな泡が点て易いのですが。 腕はヘタッピでも、眺めて楽しむ眼福もありということで愛用していこうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年08月23日 17時39分25秒
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