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カテゴリ:趣味・文具他
茶碗をまたネットオークションで落札。
16代永楽善五郎(即全)の作で宋胡禄(スンコロク)。8月に買った沈寿官さんの茶碗もスンコロクであちらは緑の釉薬を使ってあるようで、てっきり宋の時代に関係した物と思っていたら大違い。 今回の即全さんのスンコロクで分かりました。もともとはタイのサンカローク焼というのがあって、中国経由で日本に入ったのでしょう、宋胡禄という字をあてスンコロクと訛ったようです。 オークションでも安南手は日本の作家もたくさん造っていますが、スンコロクは超マイナーのようでオークションでもタイ現地で発掘された作品とかほんの数点。その中に日本陶芸の大家と言ってよい寿官さんと即全さんの二人だけが、このスンコロクの写しと言える作品を造っていて、はからずも今回二人共の作品を手に出来た訳です。 寿官さんは白薩摩の地に華麗な花柄の作が本流。即全さんの永楽家は千家十職の内の土風呂・焼物師で、茶碗は乾山の写しなどを主に造っていて、これも流麗な作が本筋。 スンコロクはその本流・本筋から離れた作なので注目度低いせいか、彼らの作品としては安すぎる価格でオークションに出てました。永楽家の作は安くても20万とか30万の世界、そこへ千宗室や高僧の箱書きが有れば100万近くはして別世界ですね。 で、これは片手以下で落札しました、安い‼ 直径は13.4cm 高さ6.9cm やや平たい感じで模様は鉄絵で描かれているようで、寿官さんの緑釉の物とは趣がだいぶ違います。見込みや茶溜まりに絵付けしてあるものは、基本的に買わないようにしてますが、この龍の図は魅かれるものがありまして・・・ 明日は早速これで抹茶を点ててみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月09日 20時45分26秒
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