けるっちイズム

続・・・さらば愛しの・・・

おっぱい。

殿～殿～！

「うむ、どうした奉行」

は、ご家老様が乳離れなさったようですのでご報告を。

「そうか、ついに離れたか・・・。ご苦労であった。」

「乳・・・懐かしいのぉ。母上を思い出すのぉ。

あれは夏の暑いさかり、温泉裏のビニールハウスにおったところを、

そちと婆に追いかけられ捕獲されたものよのぉ。

あの時は全員汗だくだったものよ。母上は今はどうしたものか。」

はっ、今でも温泉裏のビニールハウスにて元気にしておられるようです。

「家老よ、偉かったのぉ。褒めてつかわす」

「ははぁ、もったいなきお言葉！」

とまぁ、無事に乳離れがおわりまして。

大変だったのは初日のお昼寝くらいなもので、

あとは探すこともねだることもせず、

今だ数回夜中に起きることはあるものの

思ったよりも楽でした。

なにしろ、１号君の時がすごかったので。

１週間泣かれ、カチカチになるオッパイに冷えピタシートを貼り、

ボサボサな頭で夜中に台所で搾乳する。

ヤマンバかっ！！と思われなかったのが幸い。

いや、ひそかに思われていたのかもしれない。

絶対に人には見せられない姿でした。

よく、早くにオッパイを離すとオッパイ星人になるという話を耳にするんだけれど、

どうだろう。

１号は・・・オッパイ星人の兆しあり（今だにオッパイを触りたがる）。

２号・・・オッパイ星人の片鱗もなし。

同じ年齢で断乳したものの違いがあるということは、やっぱり迷信か。

いや、もしかすると２号ちゃんは表にはださないけれど、

こっそりオッパイ星人になのかもしれない。

私が思うに、こっそりオッパイ星人は、露骨なオッパイ星人よりも

ムッツリ度は高いのではないだろうか。

まぁ、どっちにしろ、

コリン星人よりはましだ。

と、あいかわらずどうでもいい事を考えて時間を無駄に過ごす私なのでした。

なんとなく一段落ついた感じです。

２号ちゃんにとってはさようならオッパイですが、

私にとってはお帰りなさいオッパイなのです。