テーマ:旦那さんについて(2439)
カテゴリ:旦那
★カルビッチ氏の事件簿★ 突然おきた連続器物損壊事件。 数々の出費に財布に穴があいていると確信する 妻が抱く秘かな思いとは。
チャララ~チャララ~ズンズンズンズン(火サステーマより)
鼻歌を歌いながら料理をする妻に1本の電話がかかってくる。
「はい、もしもし?」
なぜか携帯電話ではなく家の電話にかかってくる耳慣れた声。
「あら?どうしたの?家に電話なんて」
気分は片平なぎさかそれとも名取裕子か。
「・・・え??・・・どういう事?」
怪訝な顔になる妻。
右手に持ったお玉を握る手に力が入る。
「携帯電話をフォークリフトで ひいたってどういうこと??」 「いや、そういう事だから・・・」
と
刑事カルビッチ氏の背中にあるのは、今回の被害者 2ヶ月前に購入した旦那の携帯電話。
リフトにひかれた痛々しいタイヤの跡を残し、 彼は2ヶ月という短い生涯に幕を閉じた。
この損壊事件の犯人であり、持ち主でもある旦那Aはその日、 ポケットに電話を入れていた。そして、フォークリフトに乗り込み、 大量の芋の入ったコンテナを倉庫に入れる作業をしていた。
ポケットに入れたはずの携帯電話が落ちたのも気づかず・・・。
鍵を差しエンジンをかける旦那。 ゆっくりと前進するフォークリフト。 次の瞬間被害者である携帯電話は悲鳴をあげた。
と、同時に旦那も悲鳴をあげた。
彼の脳裏に浮かんだものは、おそらく携帯電話との数々の思い出ではなく、 妻の鬼のような顔に違いない。
ましろママのお父様率いる ブリーフin会員(グンゼ部会)にして創造と破壊の伝道師、 けるっちおやじの影響により 妻は器物損壊に関しては寛大な性格だ。
だが、今は時期が悪かった。
年末から続く不穏なムードに加え、 車のタイミングベルト交換で請求された●万円事件、 トイレのタンク部品の磨耗による漏水事件、 と、連続する損壊事件に顔では穏やかだが、 腹の中はグツグツブツブツとなっているのだ。
「本日被告旦那Aはド●モへ出廷する。 そこで保証というもので交換になるのか、 それとも買い替えなのかの判決を言い渡される。 その判決如何で、執行猶予なしの懲役(バイト) が科せられる可能性がある。 業務上過失ではあるものの、哀れな話だ。」
旦那に幸あれ。
よかったらぽちっとお願いしますぅ
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旦那] カテゴリの最新記事
|
|