カテゴリ:劇
とっても楽しく、とっても面白く観たよ(^^♪
”あはっ、可愛いなぁ…” ”うふぁふぁ~、可愛いなぁ(^^♪” って、於一(おかつ)の一挙手一投足が可愛らしくてしかたなかったよ!(^^) なんせ、右近や尚五郎や殿様の島津斉彬にまでモテモテの於一なわけだから、超魅力的なお姫様でなければいけないわけで、そういうお姫様に充分過ぎるぐらいなってたと思う。 でも宮崎あおいさんの演じる於一は、これ、監督さんの狙いをはるかに越えちゃってるんじゃないのかなぁ…。 さて、5回目の「日本一の男」なんだけど、楽しい青春ドラマになってる。 於一を妻にもらいたいと、於一の父忠綱に願い出る尚五郎の葛藤と決意には涙が出るほど感銘を受けたもんな。 瑛太さんの演じる尚五郎、長塚京三さんの演じる忠綱、この二人の時々はいる少しコミカルな演技もとっても好きだな…。 高橋英樹さん演じる斉彬は、さす高橋さん、当然っちゃぁ当然なんだけど、幕末の四賢侯の一人と言われる斉彬をめちゃかっこよく演じてられる。 実は、この5回目はとても面白かったので、10時からのBSの放送もビデオに撮りながらまた観た。 そのビデオをまた何回も観たのだけれど、何度も観てるうちに気がついたんだけど、室内でのシーンの光がなんか柔らかくて良いんだよ。 於一が母(樋口可南子)に「日本一の男」の妻になりたいって話すときの映像なんかも、とっても綺麗だった。 部屋の奥から庭に向かっての映像なんだけどね、それだと逆光になるんだけど母の座ってるところの庭側には障子があって、その障子の明かりの拡散光が母の姿を浮かび上がらせてるって体なんだ。 於一の座ってるところには西陽が射してるんだ。 でも、その光も柔らかい光で顔にはっきりと分かるほどの陰影を付けず、ほんのり赤っぽい顔色になってる。 もしかしたら僕が知らないだけで日本家屋内での撮影の仕方として、シリアスは内から、コミカルは外からなんて撮り方があるのかも知れないな…。 草原の中の一本道で於一が「私は日本一の男の妻になる」と尚五郎に言ったシーンも綺麗だったな。 このシーンも忘れられないシーンになりそうだよ(^_-) それと脚本について思ったのが、きっとこの本は、僕たちが今観てリアリティがあるって事にこだわってるんだと思うんだ。 兄(岡田義徳)と尚五郎の会話なんかは今の若者の会話そのものだもんね^-^ それにジョン・万次郎は「アメリカ、イギリス」と言ってた。 メリケンやエゲレスとは言ってなかったもん! 今回の最後のシーンは、於一が斉彬からプレゼントされた頼山陽の日本外史を読んでるシーンだったんだけど、明かり取りの大きな丸窓の前で、窓から射す陽の光で読んでるんだよね。 この監督さんは武家屋敷内の明かりの取りかたとか、どちらから撮るかなんかに工夫を凝らして、なんとも風情のある映像を作ってるんだなぁって思った。 何回も観てホントに感心したんだけど、45分の中のどの1秒をとっても、きっと考え抜かれた最高の1秒にしあげてるんだって感じたよ! 本も映像も音楽も美術も演出も役者さんの演技も一縷の隙もない完璧さで僕を喜ばせてくれるドラマになってるよ(^_-)-☆ あっ、ほかの人にとってはどうなんだかは知らないよ(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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