テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:社会科(地理・歴史)
この前行った、とあるスキー場内のショップに『八幡平リゾート』って東北は岩手のスキー場のパンフレットが置いてあった。
どこのスキー場のパンフもないのに何故か『八幡平リゾート』のパンフだけが置いてあった。 提携スキー場なのかも知れないけど、滋賀県のスキー場に岩手県のスキー場のパンフを置いても宣伝効果ってあるのかなぁ…? 昔、『八幡平リゾート』を含む岩手の西武系のスキー場で使えるリフト券5枚つづりというのをイベントでゲットしたときには行こうと思ったのだけれど交通費が高くつきすぎるってことで断念したことがある。 この「八幡平」は知らなければ絶対に「はちまんたい」とは読めないよね。 東北の人にしか読めないと思う。 でね、この「八幡平」というところが超重要な意味で出てくる僕の大好きな本があるんだ。 鯨統一郎さんて人が書いた『邪馬台国はどこですか?』って本なんだ! 邪馬台国はどこですか? 誰も読まないと思うので問題ないと思うけど下の方にネタバレがあるので念のため(^^ゞ この本は「歴史ミステリー」だなんてカテゴリーに入れられてるけど、とても変わった本なんだ。 舞台は、とあるバーのカウンター席で登場人物は、 そのバーのバーテン。 日本古代史専攻の温厚な大学教授。 その大学の美人だけどちょっとタカピーな文学部助手。 それと、何をやってるのかよく分からない謎のライター。 という4人だけなんだよね。 で、いつも、ライターと美人助手が歴史論争を始めるというシチュエーションの6つの話からなってる。 いつも、美人助手が正史についての膨大な知識でもって論を進めるんだけど、ライターがわけの分からない事を言い出して、美人助手が”いぃ~!あんた馬鹿かぁ~?!”ってなるパターンなんだ(^。^) なんだけど、いつも最後には謎のライターが勝ってしまうんだ(^。^) その2つ目の話が表題作の『邪馬台国はどこですか?』なんだ。 邪馬台国があったのは、畿内説か九州説かのどちらを取るかって話をバーテンが美人助手に軽く持ちかけるところから話は始まるんだよね。 「でも、この間、畿内で三角縁神獣鏡が大量に出土しましたよね」なんて台詞をバーテンが言ったりもする(^。^) そう!今僕が盛り上がってる『鹿男あをによし』でおなじみの黒塚古墳の事だよね(^_-)-☆ 黒塚古墳は前回何度も出てきて、黒塚古墳の資料館の33枚の三角縁神獣鏡の中に、小治田教頭が卑弥呼の三角縁神獣鏡を隠してたんだよね(^_-)-☆ 今まで書いた『鹿男あをによし』の記事はこことこことここ。 でね、バーテンがライターに邪馬台国があったのは畿内か九州かのどちらだと思うか訊くんだ。 そしたらライターが一言 「東北だ」って言うんだ! で、例によって美人助手が 「あんた、馬鹿じゃないの?」って具合で論争がはじまるわけ!(^。^) いやぁ!そのあとの謎のライターの「邪馬台国東北説」の面白いのなんのって!ギンギンになって読んじゃったよ! でね、最後に、 「そこまで言うのなら、邪馬台国は東北のいったいどこなんだ?」って言われて 「八幡平だ」ってライターが答えるんだ(^^♪ 「八幡平という字をよく見てみるんだ」 「判ったようだな。八幡平という字はヤマタイとも読めるんだ」 ちゃんちゃんって感じで見事に落としてくれるよね(^^) 「平」を「たい」と読ますのは変だもんな。 僕の中では「邪馬台国」は「八幡平」にあったってことでもう決まりだね!(^^) いつか邪馬台国でスノーボードをするっても良いかも…、なんて思うな(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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