カテゴリ:社会科(地理・歴史)
6チャンネル(ABCテレビ)で毎日6時54分からやってるミニ番組に『歴史街道』という番組がある。
道上洋三さんが語りをやってて、近畿各地の歴史を訪ねる番組で、いつもなんとなく見てる程度なんだけど時々ひっかかる話をしてくれる。 で、今日のタイトルは「野崎参り」だったんだ。 「野崎参り」…、なんか聞いたことあるなぁ、って思いながら観てた。 観てたら、戦前の東海林太郎って人が歌って大ヒットした「野崎小唄」という歌で歌われて有名になったってことで、あぁ!そっかぁ!「野崎参り」ってよく聞いたことがあるのはそのせいかって合点がいった。 でね、その野崎参りというのは大阪の大東市の慈眼寺の野崎観音に詣でることなんだって! 野崎参りは江戸時代の元禄年間(1688~1704)のころから盛んになったのだそうだ。 全国各地から参拝者が集まり大層賑わうんだそうだ。 大阪のことなのに全然知らなかったよ(^_^;) 地図で見たら、近くを何度も通ったことがあるし、びわ湖バレーの帰りに渋滞にかかって、カーナビの抜け道に任せて走ったときも、この辺りを通ってるんだよね。 でね、この慈眼寺と観音像の謂われなんだけど、 「今から1300年前の昔、インドから来朝した僧が「野崎は釈迦が初めて仏法を説いた地によく似ている」と言い、これを聞いた行基が感動して自ら観音像を刻んで安置したのがこの寺の始まりと言う。」ってことだったんだよね。 ”あっ、また行基が出てきた!”って思った。 行基というお坊さんは、庶民のために沢山の土木工事をやったエライお坊さんで、やたらと名前を聞くんだよね。 奈良の大仏を作ったお坊さんってことでも有名だよね。 この土曜日もバラエティ番組で伊丹の行基橋をとりあげてたよ。 きっと、歴史上の人物の中で行基ほどその偉業を庶民のあいだで語り継がられてる人もいないんじゃないかと思うな。 行基の土木事業のことは、もう10年ほども前になるんだけど、「NHK人間大学・景観から歴史を読む」という講座を足利健亮先生がなさってたのを見て知ったんだ。 とっても面白い講座で今の「知るを楽しむ」までの僕の見た中でベスト3には入る講座だったと思うよ。 行基橋、行基堤、行基道とかいうのが各地に残ってて、人々の暮らしのために尽力したってのが分かるんだよね。 でね、今日、足利健亮先生を検索したらね、足利先生は1999年に逝去されてるのが分かったんだ。 足利先生は京都大学教授だったんだけど、京大広報というサイトに「足利健亮教授追悼式」の記事が掲載されてた。 このブログを始めた頃はネットを始めた頃でもあって、いろいろ好きな人を検索するたびに、その人が亡くなってることを知り情けなかったんだけど、久しぶりに好きな人の訃報を知ったよ。
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