テーマ:地名の由来について(12)
カテゴリ:社会科(地理・歴史)
最近「おでかけアルバム」を作るのが楽しくて、以前にでかけた時に写した写真でアルバムを作れないかといろいろ見てたんだ。
でも、たいしたおでかけもしてないので、これというのがないんだよね(^_^;) なんだけど1枚だけ、”あっ、これ、ちゃんと写ってるやん!”って嬉しくなった写真があったんだ。 今年の1月5日に「びわ湖バレイスキー場」に言った帰りに琵琶湖の湖畔におりたことがあるんだけど、その主な目的は琵琶湖の東の近江八幡市にある「鶴翼山」という名前の山に関わる足利健亮先生の説を確かめるってのがあったんだ。 だけど、その時は冬至を過ぎたばかりだったし、もう4時台でも薄暗くて、写真を撮ったんだけど”だめだ!こりゃぁ!(>_<)”って思ってたんだ。 でも、あらためて1枚づつ写真を見直してたら、見事に写ってたんだ! ↓この写真なんだけどクリックしたら大きい写真が見れるよ。 で、この写真を大きく載せたいという、それだけのためにスノーボードに言ったアルバムを作ったんだ(^^ゞ この写真は琵琶湖の西岸から東の対岸方向、近江八幡市の方を写した写真で、島のように写ってるのは、島と対岸の山が重なって一つの大きな塊りのように見えるんだよね。 ↓言葉で説明するより、足利健亮先生の『景観から歴史を読む』という著作の中の図を載せるね。 ねっ!上の写真はちゃんとこの図のように写ってるでしょ♪ 図は縦横比の縦を強調してたので、現実の風景をみたときに、この図の景色だと認識出来てなかったんだけど、何ヶ月も経った今日、ちゃんと写ってることが判ったんだ! でね、この山の塊りの右の方にある鶴翼山というのは豊臣秀次が築城し城下町をつくったことでも有名な山なんだよね。 なんだけど、この鶴翼山という名前の由来が”鶴が翼を広げてる姿に見える山”っていわれてるけど、それはおかしいぞって足利先生が『景観から歴史を読む』の中で書いてられるんだ。 ↓要約するよりも『景観から歴史を読む』の文中から引き写すね。 ”鶴が羽を広げた姿とは、鶴がまさに飛び立ち舞わんとする姿です。ならば鶴翔山とか鶴舞山とかの名付けようがあっただろうと思うのです。「鶴の翼」つまり鶴の体のほんの一部分、それも「鶴頂」とか「鶴首」ならいざしらず、「翼」などという末端の部分が全面に出た命名法は、大大名の城山にふさわしいとは思えないからです。” これ、めちゃ納得してしまってね、その通りだと思ったんだ! 翼を広げた鶴の姿を称して、鶴の翼って言うのは確かにおかしいと思うもんな。 鶴翼山はほかの島や山を含めた大きな鶴の体の中の片方の翼だけを表していたってわけだ! もう11年も前に見た本なんだけど、やっと自分で確認することが出来たよ(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月29日 05時05分21秒
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