カテゴリ:社会科(地理・歴史)
土曜の夕方に『蕭秀華のMUSIC CUBE(しょう しゅうかの ミュージックキューブ)』という番組をABCラジオでやってる。
さっき聴いてたらユーミンの「中央フリーウェイ」が流れた。
関東住みの人なら、この歌詞を聴いて中央高速道路のことだとすぐに合点が行くんだろうけど、当時はどこの道だとも何にも考えずに聴いてた。 のちに中央高速道路の事だと知ったんだけど、東京から大阪に車で帰る機会があったときにわざわざ中央高速道路を走ったもんだよ。 「中央フリーウェイ」の歌詞の ”右に見える競馬場、左はビール工場♪”をちゃんと見なきゃってドキドキしながら緊張して走ったのを覚えてるよ"^_^" (競馬場とビール工場の地図だよ) そう、こういう風に見えるのは中央高速道路の下り路線だから帰りにしたんだ。 まあ、だけど時間にさえ余裕があれば、東名高速より中央道の方が断然風情があって僕は好きなんだよな。 基本的に海より山が好きな僕だから当然だけどね。 実は最近「中央高速道路」の変遷を懐かしく思ってたところなんだよな。 内田康夫さんの推理小説に「信濃のコロンボ」こと長野県警竹村警部が活躍するシリーズがあるんだけど、『死者の言霊』と『「信濃の国」殺人事件』を読んだんだけど、どちらにも中央道がふんだんに出てくるんだ。 『死者の言霊』の時点では竹村はまだ飯田署の巡査部長で中央道はまだ全線は開通してなくて東名、名神と接続する小牧JCから伊北ICまでしか開通してなかった。 ユーミンの「中央フリーウェイ」もこの時代だと思う。 この時点で東京側がどこまで開通してたのかは『死者の言霊』の中では触れてないので分からない。 僕が生まれて初めて車で白馬へ出かけた時がやっぱ伊北までしか中央道は無かったこの時期なんだ。 伊北から塩尻まででも20キロ以上あって白馬はとっても遠かったよ。 『「信濃の国」殺人事件』では竹村は飯田署巡査部長から県警本部の警部に2階級特進してる。 中央道もめでたく開通してる。 中央道って、開通して始めて全体像というか、ああ、そういう風に繋がってるんだって理解できたんだよな。 東京からはほぼ甲州街道沿いに諏訪まで行き何故か諏訪湖の南を通って、天竜川沿いに飯田まで下り、恵那山トンネルというとんでもなく長いトンネルを掘って恵那山の西側の19号線側に抜けて名古屋方向に真っ直ぐ向かってる。 地図を目から離して全体を見ると南アルプスを北側に迂回してることを除けば、東京、名古屋をほぼ東西方向に最短で結ぼうとしてるような意図が見える。 (中央道全体を俯瞰する地図だよ) 南アルプスの下に50キロぐらいのトンネルを掘ることができれば、一番良いんだろうけど、さすがにそれは不可能なんだろな。 10キロぐらいの恵那山トンネルでもたいがい無茶なトンネルを掘るもんだと思ったもんな。 でも、このトンネル今でこそ2本掘られてて一方向2車線あって普通に走れるんだけど長いあいだ対面通行で制限時速40キロだったんだよ。 (恵那山トンネルの部分の地図だよ) 10キロのトンネルをのろのろ走るのが嫌で、恵那山トンネルの西側、岐阜県の中津川インターで降りて19号線を利用して木曽経由で塩尻に向かうことも多かったよ。 二つの昔の小説を読んで中央道の過去の変遷を懐かしく思い出してたところでのユーミンの「中央フリーウェイ」はグー!だったよ(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会科(地理・歴史)] カテゴリの最新記事
|
|