カテゴリ:劇
このごろは内田康夫さんの浅見光彦シリーズをひたすら読み続けてるんだ。
もう面白くて止まらないんだけど、一つ読むとその余韻があるうちに次にいくのがもったいないんだよね。 で、最近思いついた方法が、次に行く前に光彦の出てこない内田さんの本をはさむってことで、内田さんの短編を一つ読んでクールダウンして、また光彦シリーズを読んだりしてる。 そうやって光彦の台詞や光彦の心の声をたくさん読んで光彦の思いとかが分かってくるとね、なぜか辰巳琢郎さんの顔が浮かぶんだ。 辰巳琢郎さんはwikiによると1996年から2000年までTBSで浅見光彦役をやったんだけど、やめてからもう8年も経ってるから後任の沢村一樹さんの光彦の方が辰巳琢郎さんよりもう長いんだよなぁ…。 男前なら沢村一樹さんの方が上かも知れないけど、光彦が光彦のように考えてる顔を思い浮かべると辰巳琢郎さんの顔が浮かぶんだ。 きっと、その人の中から染み出してくる知性みたいな、演技以前のオーラみたいなもののせいなのかもしれない。 沢村さんも、とっても賢い人で会話もウィットに飛んでてインテリジェンスを感じる人なんだけど、いつもいつもエロエロ話になってしまうってのがドラマの中でも悪影響を及ぼしてるのかもしれない…(^^ゞ だって光彦とエロ話なんて、そりゃもう対極中の対極ってぐらいかけ離れてるもんな。 女性に対しては33歳にもなっておく手で臆病な光彦だもん! ではあるけど、辰巳→沢村ラインのTBSの番組を作ってる人の感覚は僕に近いと思う。 光彦が必死に考えてる顔を沢村さんで想像しても「うんうん脳細胞はフル回転してる」って思えるもんね! ところがね内田康夫さんはフジテレビ贔屓のような気がするんだなぁ…。 フジテレビでは浅見光彦役を1991年から2002年まで榎木孝明さんがやってる。 この榎木さんは、内田さん自身が、自分に似てるって絶賛してたのをテレビで見たことがある。 でもね、この榎木さんの光彦は僕の中では全然イメージが違うんだよね。 フジテレビの浅見光彦シリーズには内田さん自身が結構コミットなされてるみたいだし、内田さんのイメージに近いんだろうな…。 でも榎木さんの光彦って”ほんとにちゃんと考えてるの?”って思ってしまう。 榎木さんの後任の中村俊介さんも榎木さんととても似た空虚な感じがしてしかたがないんだ。 本を読んでて、榎木さんも中村さんも僕のイメージの中では光彦に絶対に同化しないんだよな。 なんてゆうか光彦の魂みたいなものを感じないんだ。 だけど、内田さんは中村さんもお気に入りのようで、今年3作連続で放送された中村さんの光彦シリーズには軽井沢の作家先生も登場するんだ。 軽井沢の作家先生というのは内田康夫さんご自身のことで原作の中でも度々登場する。 内田さんは、きっと光彦はご自身に似たかなりのイケメンであることを望んでられるんだと思うけど、身内から染み出てくるような知性とか、浮世離れしたような”ぼんぼん性”とかが不可欠だと思うんだよな。 浅見光彦は永遠の33歳だから、もういくら望んでも辰巳琢郎さんの新作の光彦を見ることは出来ないけど、辰巳さんの光彦をまた見たいって人は沢山いてると思う。 たとえば50歳の浅見光彦みたいな特別パターンにするとかしてでも辰巳琢郎さんの浅見光彦をまた作ってくれたら良いのにな!(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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