カテゴリ:社会科(地理・歴史)
昨夜9時から「日本テレビ開局55年記念特別ドラマ」として放送されたドラマを見た。
1945年8月20日終戦の5日後に樺太、現在のサハリンで起こった悲劇の物語なんだ。 ドラマのラストは現在の宗谷岬だったのだけれど、その場所にある「氷雪の門」というモニュメントと碑文が映ってた。 そこに刻んである碑文と、その横に書いてある碑の趣旨を書くのがどういう物語であるのかが一番分かりやすいと思うので書くね。 碑文 「皆さん これが最後です さようなら さようなら」 碑の趣旨 「8月20日ソ連軍が樺太真岡上陸を開始しようとした その時突如日本軍との戦いが始まった 戦火と化した真岡の町 その中で交換台に向かった9人の乙女達は死を以って己の職場を守った 窓越しに見る砲弾の炸裂 刻々迫る身の危険 今はこれまでと死の交換台に向かい『皆さんこれが最後ですさようならさようなら』の言葉を残して静かに青酸カリをのみ 夢多き若き花の命を絶ち職に殉じた」 宗谷岬に行かれた人はモニュメントと碑文を見られた事と思う。
日本がポツダム宣言を受諾して降伏する直前に、「日ソ中立条約」を破ってソ連が攻めて来たことは知ってて、ソ連てハイエナみたいな奴だなぁってことは思ってた。 だけど終戦の日の8月15日を5日も過ぎた8月20日にこんな酷いことがあったなんて夢にも思わなかったよ。 今、ウィキペディアで「真岡郵便電信局事件」を読んだんだけど、泣けてしまったよ。 昨夜のドラマを見ても泣かなかったのにな…。 当時の郵便局は電信電話の交換業務もやってて、戦時下における電信電話はとても重要なものであったってことは分かるけど、10代の女性がたくさん自ら死をもって職場を守るなんて堪えられない話だよな。 昨夜のドラマは少しもよくできたドラマだとは思わなかったけど「真岡郵便電信局事件」のことを多くの人に知る機会を与えてくれたのは良いことだと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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