テーマ:北京オリンピック!!(505)
カテゴリ:社会科(地理・歴史)
「北京の17日間」というフレーズを聞くたびに『北京の55日』という映画を連想してたんだよな。
『北京の55日』というのは1900年の夏に北京で起きた「義和団事件」のことなんだ。 「北京の17日間」というのは言うまでもなく北京オリンピックの開催期間のことなんだけど、108年前の「義和団事件」の55日間は6月から9月までの55日間だから日付で言えば北京の17日間がすっぽり入る期間なんだよね。 なんかね、そういうことを考えたら、この平和の祭典オリンピックが北京で開催されたことは良かったって思うんだよな。 「義和団事件」というのは、中国の歴史を知らなきゃ分かりづらいんだけど、欧米と日本に対して中国清朝の「義和団」という結社が排斥行動に出たことを端に発して中国清朝対連合国の戦争になったという事件なんだ。 結局、日本と欧米が中国を食い物にしようとしたことへの中国の反発だったけど、その戦闘力には絶望的な差があって無謀な戦いだったらしいんよ。 なんか、細かく見ると日本だけは略奪などの欧米みたいなひどいことはしなかったらしいんだけど、でもやっぱあんなものは侵略だと思うよな。 でも、まぁ、なんだ、なんやかや言われた北京オリンピックだったけど108年前の夏はずっと「義和団事件」の舞台だったわけだし、もっと前からイギリスと日本と欧米に好き勝手にやられてた訳だし、その後も文化大革命やら天安門事件やら、自ら無茶苦茶やってきた中国だもん、そんなところで平和の祭典オリンピックが開催されたことは良かったって思った。 少数民族への虐待とか、まだまだ先進国というにはほど遠いめちゃ酷い国ではあるけど世界から必死に良く見てもらおうと思う意志は感じたオリンピックだったもんね。 でね、今日、サンデー毎日の増刊のグラフ誌『北京オリンピック全記録』と云うのを買って来たんだよね。 なんせオリンピックぼけから中々抜け出せない僕としては、こういうのは買っちゃうよね。 で、その表紙の一番上に『19days of Beijing』と書いてあったんだ。 17日でなくて19日なのは女子サッカーの予選が始まった日から勘定してるとこうなるんだと思うけどそんなのはどうでも良くてね。 気になったのが、この「Beijing」という北京の英語表記だと思える綴りなんだよね。 オリンピック期間中、ずっとテレビの画面のどこかにはこの表記が見えてたので覚えちゃってたけど、この綴りはいつからこうなったんだろう? ちなみに『北京の55日』の原題は『55 DAYS AT PEKING』なんだ。 実際の中国読みに近い綴りに変更したんだと思うけど、「北京」だって日本語読みで「ぺきん」とは読めないわけで、そもそも、どうして今まで「ぺきん」と言われたのか不思議に思った。 どうせ日本語読みと違うのであれば、最初から「べいじん」で良かったんじゃないだろうか。 オリンピック期間中、どこにもかしこにも書かれていた、あの「Beijing」って綴りに違和感を持った人も多いんじゃないかな。 今はネットがあるから「PEKING」から「Beijing」への変遷のいわれなんか調べるのは簡単なんだろうけど、まっ、いっかぁ、って感じで面倒になっちゃったよ(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月30日 01時12分19秒
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