カテゴリ:劇
解答編を見ると、いつもは「くそぉ~!そういう事だったのかぁ~!ちくしょうぉ~~!(>_<)」って事になるんだけど、今回は悔しくもなんともなかったんだよね。
だって、犯行のプロセスが示された瞬間に、「そんなん、おかしいやん!」って頭に浮かんじゃったもん! で、この解答が「おかしいやん」の訳を書いてるうちにね、これ単なる脚本のミスプリントに違いないって分かったんだ! こんなプロの作家先生が、こんな間違い解答を示すはずがないもん! これ、苦肉の策の解答で、作家先生も辛いと思うなぁ(^_^;) かわいそうだと思うので、みなさん責めないであげてくださいね(^_^;) では、まず犯行に至る経緯から、もう一度書くね↓ 事件の日、午後5時36分、立石一樹は忘却の座の近くの道で殺人容疑者である潮野卓也を目撃したため携帯で110番通報をしたが携帯が不通だったために有線電話を掛ける為に一番近い電話のある家である宗谷邸に行き、屋敷前で出合った者(犯人)に電話を借りようとするが、その者(犯人)には通報されては困る理由があり殺害される。 これね他になんの説明もないんだよ。 で、これの何がおかしいかを立石が電話をかける1分前からのことを地図上で説明しながら時間ごとに書いて説明するね。
忘却の座から宗谷邸までは1本道なんだよね。 で、卓也たちと立石が出合った×ポイントは忘却の座まで3分かかる場所ってことが分かるよね。 ということは×ポイントから宗谷邸までは12分で行けることが分かる。 であるから、携帯が繋がらないので1番近い家を目指した立石は110番通報から12分後には宗谷邸に着いてるはずなんだ。 だから5時48分に宗谷邸に着いたはずなんだ。 解答の映像では、宗谷邸前で犯人に出会ってから殺害されるまで20秒も立ってなかったから、犯行時刻は5時49分ぐらいになる。 出題編で犯行時刻は6時から7時となってる。 こんなの数学で言うなら題意に合わないから即座に却下だよね。 でね、ここで佐多真紀が5時55分に宗谷家に到着してるということの意味なんだよね。 これが重要なんだけど、 このことは、真紀は立石と1本道で遭遇してないのだから立石は遅くとも5時55分までには宗谷邸に到着してるってことを意味する大事なことなんだよね。 だからね、少しでも、この解答を可能にするために それでも、立石の宗谷邸到着を題意のように6時以降にするためには、立石は一度宗谷邸を通り過ぎて佐多真紀が5時55分に宗谷邸に入るのをやり過ごしてから、再び引き返して6時を過ぎてから宗谷邸に行けば良いのだけれど、そうする理由もなければ、そうしたとも解答編は言っていないんだ。 だいたい通り過ぎるのなら○の佐多邸に電話を借りに行けばいいし、滞在してる○の工房に行く方が簡単じゃん! 起ったことは、この解答でも良いけどさ、あまりにも説明がないから解答になってないんだよね。 これが、視聴者からの解答だとしたら、不正解だよな。 犯行時間が早くなったならなったで理由をちゃんと説明してくれなきゃね。 僕とこに来てくれたモモ2469さんの解答は日向亜紗子で合ってるし、ちゃんと室内に遺体があったから死亡推定時刻がずれたって書いてらっしゃるよ。 解決編の解答よりもよっぽどエレガントだったな(^^) でね、この解決編の解答は犯行時刻も示してないんだよ。 だから、ほとんどの人はこの解決編を見て、犯行時刻は5時20分から5時25分のあいだの5分間になされたと思ってるみたいなんだ。 でも解決編で、そんなことは一言も言ってないんだよね。 みささんのこの錯覚が何故起きてるのかは僕にはよく分からないんだよなぁ…。 都井研作が宗谷家の庭に居たのは”5時過ぎから6時20分と6時40分から後はずっと~”というアリバイ証言があり 日向亜紗子は”6時前からキッチンに居て6時25分から6時35分は宗谷泰江と話してる”というアリバイ証言があるんよね この二つのアリバイ証言から日向亜紗子は6時20分から6時25分までの5分間に犯行可能であると思ってられる。 つまり都井のアリバイ証言は信じるけど、亜紗子のアリバイ証言は信じないというおかしなことをされてる人がいっぱい居て、なんでだろうと思って、また出題編を見返したんだけど、やっぱり何故そうなるのか分からない。 キッチンに居てたという亜紗子の証言を信じないのであれば、庭に居たという都井のアリバイも信じなくても良いじゃん。 信用できるアリバイは宗谷亜紗子と一緒だった6時25分から6時35分までの10分間だけだとしか思えないもんね。 庭に居たという都井研作については本人以外の証言がないんだよ。 だから宗谷邸の前では本人以外のアリバイのない時間帯は誰でもいつでも犯行を行えたとしても問題はないと思う。 だから、その点については女性の亜紗子が5分で犯行が可能か?なんてことを言う人たちがたくさん居るけどそちらの方も意味が分からない。 だから、本質的な問題点は 『佐多真紀が宗谷邸に5時55分に帰り着くように設定したこと』 これに尽きると思うよ。 佐多真紀の忘却の座での6時から7時のアリバイを作りたかったのであれば、佐多真紀が忘却の座を去るのを5時55分にすれば良かったんだ。 そうすれば、真紀は6時10分に宗谷邸に到着するので、真紀が到着する直前の6時から6時10分のあいだだけ題意に合う犯行時間が存在したんだよ! あれっ?! 5時55分って佐多真紀が宗谷邸に着いた時刻じゃん!(^。^) そうだ! きっと作家先生は 『佐多真紀は5時55分に忘却の座を出発して15分かけて宗谷邸に帰って来た』と書いたんだ!!! それが、どこかの段階で 『佐多真紀は15分かけて忘却の座から5時55分に宗谷邸に帰って来た』という具合になっちゃったに違いないよ!!! だから、解決編で犯行時刻を語ることも出来なかったんだ! なんか、めちゃくちゃすっきりしたよ(^^♪ 今年の『安楽椅子探偵』の謎解きは犯人探しじゃなくてこのことだったんじゃないだろうか!(^。^) でも、まぁ、この本質的な間違いを覗いても、犯人の確定のプロセスは弱いものばかりで少しも面白くは無かったけどね(^_-) やっぱ、あの靴跡の上の轍のあとは、僕の推理の宗谷正彦がチャリンコで一樹を殺しに来たってのが一番好きだな(^。^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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