テーマ:本のある暮らし(3285)
カテゴリ:本
そもそもこんな訳の分からないタイトルの本をどうして読んだかというとね、
児玉清さんが、『鴨川ホルモー』がめちゃくちゃ面白いとホイチョイの馬場康夫さんに、ずっと前にラジオの番組で話してられたんだって。 それは児玉さんが、万城目学さん原作の『鹿男あをによし』にキャスティングされるずっと前のことなわけで、そんな児玉さんが『鹿男あをによし』のリチャード役になったのは何か不思議な力に引き寄せられたような感じなんだよね。 式神の力か卑弥呼の力か何かの力が働いたのかもしれない(^。^) でも、まだ『鴨川ホルモー』を読もうとは思ってなかった。 万城目さんが書いた最初の小説が『鴨川ホルモー』で、二作目が『鹿男あをによし』だってことは最近知ったのだけれど『鹿男あをによし』を読もうと思って本屋さんに行ったけど『鴨川ホルモー』しか売ってなかったんだ。 で『鹿男あをによし』をネットで買おうとしたら在庫が無くて出版元からの取り寄せで一週間ぐらいかかるってことだったんだ。 むむむむぅ(^_^;) 一週間も待つのなら児玉さんもべた褒めの『鴨川ホルモー』を先に読もうか?って思い出したんだよね。 で、1日悩んで結局本屋さんに『鴨川ホルモー』を買いに行って読み出したら、もう止まらなくて1日で読んでしまったよ(^^♪ おもしれ~!! めっちゃ面白い! 万城目さんて頭おかしいよ(笑) どうしてこんな話を思いつくんだろう? ”鹿が話をすれば面白い”ということだけで『鹿男あをによし』を書き上げた人だもんな、こんなのを書けて当然なのかも知れないけど髣髴絶倒驚天動地の面白さだったよ! 訳のわからない話なのに、しっかりほのぼの恋愛小説もしてるし、読後感も爽やかでほんとに読んで良かったよ!(^^♪ で、物語の内容はネタバレになるし、僕の場合はいかなるブックレビューも読まずにこの本を読んだことが更に面白さを増したと思うので、何にも書かないことにするよ。 ただ、この本の表紙の構図を見てとっても不思議な感じがしたんだよね。
で、↓を見てほしいんだ。
ねっ!ゼブラの横断報道を4人が大股で歩いてるってのが同じでしょ! 『鴨川ホルモー』の方の一番後ろの「楠木ふみ」の歩幅が狭いのは女性だから浴衣姿で大股で歩くのは無理なだけだと思うしね(^_-) 『鴨川ホルモー』の物語の内容から考えたら、この表紙絵には5人か10人であった方が自然だと思うのに4人にしてる事にも『アビー・ロード』の構図を真似てる意図を感じるんだよね。 しかもね、実はこれだけじゃなくてね、ドラマの『鹿男あをによし』のコアなファンだったら、『鹿男あをによし』の中にも同じ構図があるのに気がついたと思う。 『鹿男あをによし』の最終回の冒頭で「鎮めの儀式」を終えたあと帰路につくときに、やっぱり同じ構図が出て来る。 奈良公園の横にある交差点だと思うんだけど、その押しボタン式信号機のある横断歩道を、左から右へ渡って行くシーンがある。 この時、右側の先頭から、鹿さん、小川先生、藤原先生、堀田イトの順でやっぱ等間隔で歩いて行くんだ。 先頭の鹿さんは4本足だから、足の数は2本多いけど、雰囲気はとっても似てるんだよね。 どうしてこんな手の込んだことをしてるのかさっぱり分からないんだよね。 強いて言えば『鴨川ホルモー』の主人公の名前が「安倍」だから「あべ」で通称「アビー」なんてことなんだろうか? 物語の中にはアビー・ロードもビートルズも出てこないんだよな…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本] カテゴリの最新記事
|
|