テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:社会科(地理・歴史)
去年の秋ぐらいのこと、いつもは古本屋さんでしか本を買わないケチな僕なんだけど待ち合わせまでに時間があいちゃって本屋さんの平台に積んである本をペラペラやってたんよね。
そしたら急に呼び出しがかかってしまい、その時ペラペラやってた本の先がどうしても読みたくて、高いから買うのはめちゃ嫌だったけど買ってしまった本がこの本↓ 1 「廃藩置県」から「四十七都道府県」の成立へ(明治維新が「県」を生んだ―新政府の樹立で行政区分の再編に動き出す/「府藩県三治制」で三府四十一県が成立―さらに「廃藩置県」で三府三百二県に ほか)/2 県境に秘められた歴史(実は徳島県だった淡路島―兵庫県への編入は「稲田騒動」が原因か?/静岡県になりたくなかった伊豆―熱海市の一部は神奈川県だった ほか)/3 なぜそこに県境がある?(瀬戸内海の小島になぜ県境がある?―漁業権をめぐる縄張り争いが発端/出羽国の中にある陸奥国―県名が五回も変わった秋田県鹿角郡 ほか)/4 ニッポン縦断県境をめぐる争い(リフトの建設計画が蔵王山の県境紛争に発展―県境未定地の認識がなかった山形県と宮城県/県境を確定させた中海の干拓と米子空港拡張―江戸時代から境界はうやむやのままだった ほか)/5 県境未定地の謎(県境未定地は全国にどれだけある?―県境、市町村境ともすべて確定しているのはたったの九県/青森と秋田の境界に横たわる十和田湖の県境はどこ?―養殖漁業の免許取得から発生した県境問題 ほか) いかにも本屋さんに入った所の平台に積んでありそうな本でしょ! 店の戦略にアホみたいに引っかかってしまった僕でした(^_^;) で、この本、小説じゃぁないから順番に読み進んで最後まで読み続けるって必要もないので車のダッシュボードに入れっぱなしで、車で時間のあるときなんかにこちょこちょ読んでたんだけど、その事をすっかり忘れてた。 ところが、昨日まーちんさんに「淡路島の稲田騒動」の事をコメントでいただいて、 ”あっ!稲田騒動のことは、あの本に書いてあったよな!”って、この本のことを思い出して車に行ったらちゃんとダッシュボードに入ってたよ(^^) だからこの本、このあいだ行った信州の白馬の雪ドライブにも一緒に行ってたんだよなぁ(^。^) 上の茶色の文字のブックデータの目次の(2)にもちゃんと「稲田騒動」のことが書いてあるし、この本の中でも印象深い内容の一つだったんよ。 で、「稲田騒動」のことを、今書こうと思ったんだけど、まーちんさんにいただいたコメントがとっても簡潔にまとまってるので、まーちんさんのコメントを拝借させてもらいましたm(__)m↓ 明治維新の頃まで 淡路は兵庫県じゃなく徳島だったんですよね~。 たしか稲田家と蜂須賀家のケンカさえなかったら 今でも徳島なんですよね。 その時 ケンカふっかけた蜂須賀家の人たちは 死罪とか島流しとか 結構 重罪になって 被害の大きかった稲田家も 喧嘩両成敗?・・ってことか 北海道へ移住開拓を命じられ これが 吉永小百合主演の『北の零年』のお話らしいです。(後略) (まーちんさんのコメントより抜粋) で、この本の立ち読み中に呼び出しがかかった時に開いてたところに書いてあったのが、現在の島根県と鳥取県と隠岐の県境の変遷のことについてなんだけど なんとまぁ、島根県と鳥取県と隠岐の全てがいっとき全部島根県で、鳥取県というのがまったく存在しない時期もあったんだって事が書いてある所だったんだ。 ”えっえぇ~!よく日本で一番マイナーというか、認知されてない県みたいな扱いを受ける島根県もそんなビックな県な時代があったんだ~!”みたいな驚きを持って見てたら呼び出されたんだよな(^_^;) そこは、いつも通る場所でもないし、他所の本屋さんでもいつでも買えるって保障もないし、本のタイトルをメモるのも面倒だしレジに持って行ってしまったんだ。 ”本を一冊買うのに何を大層な!”って思うだろうけど、古本生活をしてる人には分かってもらえると思う(^^ゞ ちなみに僕の思いとしては、島根県には大好きな出雲大社があるし、宍道湖や松江市も好きだし小泉八雲も好きだし石見銀山もあるし津和野もあるし、どうして島根県の場所を分からない人が多いのか理解不能なんだけどね…。 それに、たたら精鉄も一番行われてたのは島根県なんじゃないのかな。 そんなんで、ちょっとした島根ファンの僕としては清水の舞台から飛び降りるつもりで買ってしまった本なのでした(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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