テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本
このあいだ、古本屋さんで『長屋王残照記【第二巻】ぬばたもの』という本を買った。
この本は、Riannaさんやぽっけのびすけっとさんに教えてもらってた本で早く読みたかった本だったんだ。 『長屋王残照記』は里中満智子さんの漫画で、同じ里中さんの『天上の虹』の少しあとの時代の物語なんだ。 長屋王という人物は、父がたのお祖父さんが天武天皇(大海人皇子)、母がたのお祖父さんは天智天皇(中大兄皇子)という凄い血筋の人物なんだ。 さらに言うなら、奥さんのお兄さんもお姉さんもお母さんも天皇だった事があるってんだから凄い! それなのに両親だけが天皇じゃないもんだから長屋王は皇子じゃないんだよね。 で、ほんとに早く読みたかったのに第二巻しか見つからないので、仕方がないので第一巻を注文してたんだ。 それが今日届いたんだけど、梱包を解いて現物を見たときはショックだったよ~(^_^;)
これを見たときに”あっ!やばい!”って思ったんよ。 『天上の虹』が文庫化されたものはコミック版より1冊のページ数が倍ほどあったんよ! で、すぐに調べたら、やっぱ大きい本は三巻に分かれてたんよ(>_<) 今は文庫版しか売ってなくて全二巻なんよね。 つまり全部読もうと思ったら結局文庫版の二巻も買わなくちゃならなくて、古本で買った大きいほうの第二巻は意味なかったんだ(>_<) 仕方がないので、文庫版の第二巻を今日注文したよ(^_^;) でね、僕、思ったんだけど、漫画って文庫本のステータスが高いんだよね。 コミックは紙質がアメリカのペーパーバックみたいであきらかに安物本みたいだけど、文庫本は紙も上質紙でたいがい豪華な感じがするよね。 これが小説だと文庫はほんとに読むためだけの本で本そのものの価値ってあんまりないじゃない。 だから、四六版の小説本なんかとてもお風呂に持ち込めないけど、文庫本だったら平気だもんね。 ところが漫画だと逆なんよ。 コミックならお風呂に持ち込めるけど、文庫本は恐れ多くてとてもお風呂に持ち込んだり出来ないもん。 どうしてこんな逆転現象が起こったんだろう? 実は『天上の虹』の文庫本6冊セットというのを買って読んだんだけど、お風呂に持ち込めないので今はコミック版を古本屋さんで100円で買い直して再読してるんだ。 文庫本で読んだ同じものをコミックで読むと、とても読みやすいって分かった。 やっぱ、文庫本は字が小さくて読みにくいよ(^_^;) 画もせっかく緻密な画で飛鳥時代の建物や着物を書きこんでくれてるのに、小さいと分かりづらいんよ。 それと、なんせ登場人物が多いからお姫様の顔の区別も小さいと分かりづらいんだよなぁ(^_^;) 元々雑誌で発表されたときのB5版で出してくれるのが一番良いと思うんだよ。 そもそも作家先生は、初出の雑誌の大きさを想定して描いてるに違いないもん。 文字情報は大きくても小さくても意味は変わらないけど、画ってのはその実サイズによってイメージが変わるような気がするんだけどな…。 なのに一番の高級品が最少サイズの文庫サイズってのは、どうも納得がいかないよ。 だいたいからして僕の漫画の読書経験の95%ぐらいは雑誌なんだ。 小学生の2年の頃から20年間ぐらい読み続け、ピーク時には週に7冊ぐらいは読んでた。 ある時、突然読まなくなって、それっきりほとんど読んでないからコミックを読むこともほとんどなかったんだ。 そんなんだから、コミックでも小さいって思うのに、文庫はそりゃぁもう小さすぎるんだよね(^_^;) それと、大きい本には他にもとっても助かる使い道があるんだけど、それは長くなるのでまた今度書こうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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