カテゴリ:社会科(地理・歴史)
昨夜から始まったETV特集『日本と朝鮮半島2000年』はNHK教育開局50年を記念して、1年をかけて10回シリーズで放送されるのだそうだ。
昨夜の第1回は「古代 人々は海峡を越えた」と題して古代(弥生時代から飛鳥時代あたりまで)の日本と朝鮮半島の関わりを、最新の発掘調査で分かってきたことをふんだんに盛り込んで語ってくれた。 CMなしの90分番組だからボリュームたっぷりでお腹いっぱいになっちゃったよ(^^♪ なんせ邪馬台国も、中大兄皇子がやった白村江の戦いも出てくるし最近興味のあるのがいっぱい出てきたもんね! 僕の興味のあるのは、邪馬台国から飛鳥時代あたりまでだから、この第1回を見るだけで充分だし見れて良かったよ♪ でね、実際にその日韓の発掘現場に出かけて行ってレポートをしたのが女優の笛木優子さんなんよ。 あの韓国語がぺらぺらで韓国のドラマにもめちゃくちゃ出演されてて日本より韓国でのほうが有名な女優さんだよ! 笛木さんは長崎県の壱岐から韓国の南部のヌクト島から朝鮮半島の北の方の昔の高句麗の方にまで言って韓国語で韓国の学者さんとかに話を聞いたりするんよ。 なんとまぁ、奈良県桜井市の纏向遺跡にまで行ってるんだよ。 纏向遺跡は先月現地説明会に行って来たところなんよね。 その時の記事はここをクリック。 その僕が行ったときに現地説明をしていただいた桜井市教育委の高橋先生が、ちゃんと発掘現場に居らしてトレイにいっぱいの発掘物を持って来て 「取れたてのホヤホヤですよ」って笛木さんに見せてくれるんだ。笛木さんたら感動してしまって 「これが邪馬台国の時代の物ですか!」って目を光らせながら泥だらけの土器のかけらを手に取ってしげしげと見てらした。 羨ましいよな。 笛木さん、仕事で何させてもらってるねん! だけどハングルに堪能という特殊技能を持ってる美人女優という、ちょっとほかにはいない人だから出来る仕事なんだよな…。 韓国のヌクト島では遺跡現場の謂れを記したハングルの看板を普通のスピードで日本語に訳して読んではったもんな! 韓国語と日本語とは語順が同じだから、目で追うスピードで違和感なく翻訳が出来るんだ。 それにしても、学術用語も含んだ難しい文章を日本語を普通に読むスピードで翻訳出来るなんて、やっぱ大学でハングルを学んだ上に韓国人として韓国で女優をしてたって実績ははんぱやないと思った。 日本語と韓国語の両言語に関してボキャブラリーが豊富じゃなきゃ出来ないもんね。 笛木さんの韓国語は、世間話を出来るなんてのとは全然次元の違うレベルだと感心してしまったよ! 玄界灘を通じて日本と朝鮮半島のつながりを語るナレーションが流れるときの映像がまた良いんだ! 岩礁に玄界灘の波が打ち寄せるどこかの海岸に立って海の向こうを見つめてる笛木さんの後姿が画になるんよ。 正面に太陽があるから笛木さんの姿はシルエットになってて、めちゃかっこいい! 2時間サスペンスのラストシーンかよ!みたいな気合いの入った映像だったよ!(^_-)-☆ で、僕がまったく知らなかった話が「広開土王碑」の話だったんよ。 今「こうかいどうおうひ」と入力したら、ちゃんと「広開土王碑」って正しい漢字が一発で出てきたから辞書にも入ってる訳だからやっぱ僕が知らなかっただけで有名なんだろうな。 これは朝鮮半島の北部に立ってる6mもの高さのある石の塔で1500字を超える文字がびっしり掘ってあるんだ。 4世紀後半から5世紀にかけて朝鮮半島北部の高句麗の領土を拡大した広開土王と呼ばれた高句麗の王の事が掘ってあるんだって。 この時代というのは3世紀中ごろの邪馬台国の時代と飛鳥時代のあいだで、日本の歴史の資料が乏しくて空白の時代といわれてるんだ。 その時代の日本の事がこの「広開土王碑」に書いてある1500文字の中に何箇所も出てくるんだって! 「任那日本府」って聞いたことがあるでしょ。 朝鮮半島南部の、古代においての日本の領土といわれてたところなんだけど、この「広開土王碑」の内容は「任那日本府」の真実にも迫る重要なものなのでそうだ。 ちなみに、今の歴史の教科書では「任那日本府」の存在は認めてないんだって。 この広開土王をペ・ヨンジュンさんが演じた「太王四神記」というドラマがあるのだそうだ。 ツタヤにあるかなぁ? 見てみたいなぁ。 でも韓国ドラマはワンクールでも20時間ぐらいあるでしょ。 あったらあったで見るのが大変だけどね(^^ゞ って、こんなよもやま話をしてたらきりがないので、もう止めよ(^_^;) とにかく古代史ファンの方は、最近の発掘調査から分かってきた新しい古代の様子が分かるから必見だよ! 見てない人は再放送は見はったほうが良いと思うな(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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