☆じゃがべぇ～(^_-)-☆

おととい放送されたんだけど、なんとなくボーっと見てた。

先月買った「集英社ウィークリーコレクション」の創刊号の表紙を開いたところも、この阿修羅像だったし、日本を代表する国宝の仏像だってことは知ってたけどあんまり興味はなかったんだ。

でね、仏像好きで有名なはなさんが興福寺の阿修羅を見て感動してるんよ。



阿修羅の顔は三つあって正面の顔以外はちゃんと見れないことを、はなさんは嘆いてるんだけど、この阿修羅像が興福寺から運び出されて東京国立博物館に展示されるってことで、はなさんは三つの顔をじっくり見れてとっても感動してはったよ。

はなさんは、とにかく「かっこいい」を連発されてたな(^。^)

仏像好きだなんてはなさんって可笑しいよね。

前もタモリさんと仏像話に花を咲かせてたもんな(^^♪


で、僕はボーっと見てたんだけど、この阿修羅像は

”光明皇后(こうみょうこうごう)が母橘三千代(たちばなのみちよ)の1周忌供養の菩提を弔うために造像した”

って説明されて、あれぇ！？って思ったんよ。

実は、注文してておととい届いた里中満智子さんの『女帝の手記１』を読み終えたところなんだけど、確かその中にこの話が出てきたと思ったんだ。


女帝の手記（3）

で、ページを繰ってみたら１３５ページに

”亡き三千代をとむらうために興福寺に西金堂を建て多くの仏像をおさめた”

と、ちゃんと書いてある。

阿修羅像とは書いてないけど、この１３５ページいっぱいに大きく画いてある画は阿修羅像の画だったんだ。

そうと気がついてにわかに阿修羅像に興味が湧いてきたんだよな。

そんなんで、この番組の再放送が６日の深夜に放送されるので録画してじっくりみようと思ってるんだ。


実はさぁ、この阿修羅像を作らせた光明皇后や、その母の橘三千代（正確には県犬飼橘三千代）や、このときの天皇の聖武天皇の事について最近いろんな事を知ることになって、混乱気味なんよね。

三千代は『天上の虹』から『長屋王残照記』から『女帝の手記』まで登場する人物で、めちゃおなじみの人物なのに、この人が実家に帰って密かに産んだ子供が光明皇后だなんて知らなんだよ。

天上の虹（20）

長屋王残照記（1）

光明皇后の出身地はうちの近所でね、そのことは去年書いたんよ→その時の記事。

うちの近所には、光明池というところがあって、そこが光明皇后の出身地だって事なんだけど、永井路子さんの小説『美貌の女帝』では、その場所は「河内」だって事になってるんだ。

うちは「河内」じゃなくて「和泉」だからなぁ。

でも、光明池から国道１７０号線に出て３０分も走れば「和泉国」から国分峠あたりの峠を越えて「河内国」に入るんだけどね。

実際、光明皇后はどこで生まれたのだろう？

ここらへんの事はまた調べなきゃ気持ちが悪い…。


だいたいさぁ、この光明皇后は『長屋王残照記』では「安宿（あすかべ）」って名前だったんだけど、のちの光明皇后だって事を一言でも書いてくれてたら良いのに全く触れてないんだもんなぁ(>_<)

で、その安宿（光明皇后）に夢中になる首（おびと・天武天皇の皇子）が聖武天皇だってことも書いてくれてなかったから最近ようやく知ったんだよな(^_^;)

聖武天皇の難波宮にも去年行ったんよね→その時の記事。

←その記事の難波宮跡の写真が消えてしまってたので、その時に上から写した聖武天皇の難波宮大極殿跡の写真を載せるね。

光明皇后が聖武天皇の病気治癒のために建てた新薬師寺金堂跡の発掘現場の現地説明会にも去年行ってる→その時の記事。

なのに、危うく「安宿（あすかべ）＝光明皇后」って事や「首＝聖武天皇」だって事も知らずじまいになっちまうところだったよ(>_<)

なんせ、このふた月ちょっとの間に、この人たちの生まれるずっと前のひいひい祖父さんの頃からの家系や生い立ちまで、里中さんの漫画を読んで知ることになってしまったんだよ。

今年の２月の１２日にＮＨＫで『「万葉 こころの旅」～悲劇の皇子と姉を追って～』という里中満智子さんの出てらっしゃる番組を見ていらい、飛鳥・天平にどっぷりはまりっぱなしだもんな。

ほんの２か月前には曽我氏や藤原氏の人々がごちゃごちゃと入り乱れた天皇家の系図は、ほんの一部しか理解出来なかったのが、今じゃぁだいたい頭に入ってきてるもんね(^_-)-☆

あのグチャグチャ系図は、物語を知るしかないと思うね！

ただ系図を覚えようと思っても、どだい無理だって事が分かったよ。

物語を知ってしまうと、あのグチャグチャ系図を見るだけでドラマが見えてしまうから面白い♪

そんな事の、何もかもが漫画を画いてくれた里中さんのおかげなんだ(^^♪

系図から顔が見えるんよ。

イマジネーションの貧困な僕だから文章だけでは、ちゃんとした理解は出来なかったと思う。

「阿閇皇女＝元明天皇」と「氷高皇女＝元正天皇」なんてのも、ともすればごっちゃになったりしそうなんだけど絶世の美女の氷高と、その母親のちょっと髪型が変な阿閇とは間違えようがないもんね(^_-)-☆


ところがねぇ、『女帝の手記２』と『女帝の手記３』は在庫確認がされてるのにまだ発送されてないんだよな(^_^;)

ゴールデンウィークだからかなぁ(^_^;)

早く読みたいよ～(T_T)