カテゴリ:社会科(地理・歴史)
おととい橘諸兄の墓って記事を書いたところなのに、今日読んでた永井路子さんの『よみがえる万葉人』という本に橘諸兄が出てきてびっくりした!
ひえ~! うちの近所にお墓のある人が奈良時代の超大物だっただけでもびっくりしてたのに、永井さんが取り上げてる万葉歌人のひとりだなんて、さらにびっくりしてしまったよ! ただね、永井さんの取り上げ方がちょっと酷いんだけどね。 その諸兄のお話のタイトルが 「タナボタ総理とあじさい―橘諸兄」ってんよ(>_<) 確かに橘諸兄って、737年の天然痘の大流行で藤原四兄弟をはじめ閣僚がばったばった死んでしまって閣僚がほとんど居なくなったせいと言えるだろうけど”タナボタ総理”って~(^_^;) うちの近所に眠ってはる諸兄サマをタナボタ総理ってひどいよな(>_<) とは言うものの、突然身近になった諸兄サマを取り上げていただいてて嬉しかったんだけどね(^^♪ でね、ウィキで調べたら橘諸兄って ”大伴家持と親交があり、『万葉集』の撰者の一人といわれている。”って書いてあった。 へ~っ! この人、ギリのところでマイナーになってしまった人なんだろうな…。 だって息子の橘奈良麻呂は藤原仲麻呂に逆らって「橘奈良麻呂の乱」って反乱を起こすけど失敗して殺されちゃってるんよね。 もしこれが成功してたら、父親の橘諸兄の株はグンと上がってただろうしね。 この1週間ぐらいで橘諸兄って人のお墓に偶然たどり着き、読んでた本にでてきたりして縁を感じてしまった僕でした。 ちなみに、前に買った『万葉集』が安物の古本で使い物にならなかったので、良いのを買ったんだけど、それが届いたのも昨日なんだ。 永井さんが紹介してる橘諸兄の歌を昨日届いた『万葉集』から載せておくね。 巻第二十 四四四八 紫陽花の八重咲く如くやつ代にを いませわが背子見つつ思(しの)はむ 「紫陽花が八重に咲くように、いよいよ長い年月を生きてくださいよ、あなた。紫陽花を見ながらあなたをお慕いしましょう。」 でね、この歌、永井さんは「とりわけうまい歌ではない」なんておっしゃてるんだけど、確かに僕みたいな素人でも、”ふぅん、あっそう…”って感想しかないんだよな。 永井さんは、あじさい好きの人から 「あじさいは『万葉集』の中でも詠まれているんですよ」と聞いて、この橘諸兄のあじさいの歌とめぐりあったんだってさ。 で、これも全くの偶然なんだけどうちの庭のあじさいが咲いてるのに気がついたのが今日だったんだ。 これを書いてておもいだしたんだ! 高いところの花が上向きに咲き始めてるだけだったので分かりにくかったんよね。 今、脚立を持って庭に出てフラッシュ撮影してきたよ(^^♪ ↓どの写真もクリックすると大きい写真にリンクするよ。 その年、初めてあじさいが咲いてることに気がつくのは、当たり前だけど1年に1度だけなんよね。 その気がついた日の晩に橘諸兄のあじさいの歌と出会うなんてのも、これも何かの縁を感じるな(^^ゞ それとね、おとといのオバQみたいな諸兄の墓がどうしてオバQみたいに見えたのかが、あとから解ったんだ。 樹音さんにも言われちゃって悔しいから、真正オバQ諸兄塚を載せるね。
それともうひとつ、ひさけいさんにオカルトの話を聞いて”お墓にオバケ”ってのも、これまた出来過ぎだと思った(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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