カテゴリ:社会科(地理・歴史)
何が「恐るべし!」なのか伝わるように説明出来るか自信は無いんだけど、こんなタイトルを付けてしまったんだから、とにかく書いてみようっと。
大阪歴史博物館の地下には、難波宮跡の地下遺構があって見学出来るってことは前から聞いてたんだけど、近くに行くついでがあったので昨日行ってみたんだ。 どこから行けるのだろうかと思って大阪歴史博物館の1階ホールをうろうろしてたら、受付を見つけた ガイドブログをアップする気なんかなかったから写真を撮ってないんだけど、1階フロアーの床にガラスをはめて地下の遺構を見えるようにしてある所のすぐ横にあるから簡単ににわかるよ。 受付前の案内看板によると「学芸員の先生が解説をしながら案内してくれる」ってことだった。 詳しくは、下をクリックすると大阪歴史博物館のサイトの案内ページに飛べるので見てやって。 B1F地下遺構 実物の古代遺跡を 見学できます。 僕がそこに行ったのは午後1時過ぎだったので2時の回に行くことにした。 受付に行くと名札とガイドマップをくれた。 で、2時になると先生が山ほどの資料を小脇にかかえて出てきてくれはった。 大阪歴史博物館とその西隣のNHK大阪放送局はアナトリウムを介して繋がってるんだけど、まず先生に連れられてNHKの1階ホールに行った。 ↓図も写真もクリックで拡大。
こんな床の茶色い●なんか、ただの床のデザインだと思うよね。 で、先生のお話で、NHKの下にも歴史博物館の下にも、その周辺にもたくさんの遺構があり、すべて地上に標しが残してあるのが分かった。 ↓でも、なんとも説明のしようがないので、いただいたガイドマップの中の図を載せるね。
このベージュの建物が博物館で、その左のグレーの建物がNHK。 上の図の中の緑色の部分は5世紀の古墳時代(仁徳天皇の頃)の倉庫群の遺跡(法円坂遺跡)で、上の写真に、その一つを復元されたものが写ってる。 赤色の部分は7世紀の前期難波宮の遺構で古墳時代の遺構の上から発見された。 だから、ここは古墳時代と飛鳥時代の複合遺跡なんだ。 で、この飛鳥時代の遺構からは火事のあった形跡も発見されてる。 この事は日本書紀にも書いてあるんだ。 「日本書紀 巻二十九 天武天皇 下 天皇の発病と崩御」の中に 十四日、酉(午後六時頃)の時、難波の大蔵省から失火して、宮室がことごとく焼けた。 ここの火事と「大津皇子事件」を関係づけてる説を読んだこともある。 最後に、地下の遺構を潰さないようにそのまま保存されてるのを見れるNHKの地下の小部屋に連れて行ってもらった。
でも、やっぱり、この凄さを伝えられないように思うのでガイドマップの中のでっかい絵図を載せるね↓ 写真、中央から少し右下の茶色い部分が遺構で、その中に人のイラストがある白い線で表してあるのがNHKの地下の遺構を見学出来る部屋なんだ。 しかし、まぁ、高層ビルの下なんかコンクリートでがちがちに固めなきゃいけないと思ってたのに、地面をそのままにして、よくもまぁ、あんなにでかい物を建てれるものだと単純に感心したよ。
先生のガイドが終わってから建物周りの茶色の●を見てまわった。
1棟だけ復元してある。
いやいや、先生の解説つきで、いろいろ案内してもらって、このツアーとても良かったよ!(^^♪ 僕の行ったのは20分コースだったけど、今度は40分コースに行きたいな。 40分コースだと、南東側の難波宮大極殿跡の方までも回ってくれるらしい。 しかも、これ、信じられないけど無料だしね! 大坂城とか大阪府庁とかあの辺りに行ったおりには、ぜひ立ち寄ってやってよねぇ(^^♪ 600円払って博物館に入場するよりも、こっちのほうが値打ちあるよ(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会科(地理・歴史)] カテゴリの最新記事
|
|