テーマ:世界陸上(143)
カテゴリ:スポーツ
今、男子100mをウサイン・ボルトが9秒58なんて、どえらい世界新で金メダルを取っちゃったよ!
その昔ベン・ジョンソンが薬を飲んで出したタイムが9秒83だったんだよね。 あんなタイムは生身の人間にはやっぱ無理なんだ、みたいに思ってたけど、それも今は昔って感じで、9秒58なんてむちゃくちゃな記録が出てしまうんだもんなぁ! でも、まぁ、日本人にはあんまり関係ないし、そんなに興味もないんだけどね…。 そんな事より、連日競技が行われてるこの競技場のことをさっきテレビで言ってたんだけど、ここのベルリンの陸上競技場は1936年のベルリンオリンピックのときに作られた競技場なのだそうだ。 そうなんだ! この競技場は、ヒットラーがナチスドイツの国威発揚を狙って開催した、あの1936年のベルリン・オリンピックの会場だったんだ! 1936年のベルリンオリンピックは、このあいだ再読したところの手塚治虫さんの『アドルフに告ぐ』の物語の始まりで、今の僕にはめちゃ思い入れのある場所なんよね。 アドルフに告ぐ 1-5巻 全巻 物語の語り部役の峠草平が新聞記者として、この競技場にベルリンオリンピックの取材に来てるところから物語は始まるんだ。 棒高跳びで、アメリカ勢3人と日本2人のしのぎをけずるあらそいが日没後までもつれこみ、峠はその取材のために弟との約束に遅れてしまい、そのために弟は何者かに殺されてしまうってのが物語の発端だったんだ。 イシンバエワが飛んでた棒高跳びのあの場所と同じ場所だったかも知れないんよね。 だけど1936年当時は、陸上も日本は強かったんだよね。 棒高跳びも、結局日本はアメリカに負けたけど西田選手というのが銀メダルを取ってるんだからね。 今や日本人もいろんなスポーツで世界のトップに絡むような活躍をしてるけど、やっぱ陸上は弱いもんなぁ。 でね、このベルリンオリンピックで5000mと10000mで4位になった村社(むらこそ)選手という小柄な選手がいたんだけど、この人最後にフィンランドに抜かれたりして、おしかったんだって! 村社選手がフィンランドに抜かれるシーンが『アドルフに告ぐ』の中でも出てくるんだけど、この人負けたんだけど一生懸命の姿がドイツでも日本でもすごい人気者になったんだって。 その事とね、昨日の女子10000mの佐伯(さはく)由香里選手とが何かダブっちゃったな(^。^) 佐伯選手は2周遅れのビリだったのに、最後まで凄いハイピッチ走法で走りぬき万歳しながらゴールして、ゴールしたあとにマスコットに赤ちゃんみたいに抱きついてたでしょ(笑) そのあと、地元のテレビ局だと思うけどインタビューもされてたじゃない(^。^) まぁ、向こうの人からしたら、佐伯選手は子供にしか見えないと思うもんな。 織田裕二さんは佐伯選手の取り上げられ方を、何か嫌そうみたいだったけど、微笑ましくて良いじゃんか!って僕なんかは思ったな(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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