テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:本
今日、司馬遼太郎さんの『坂の上の雲(一)』を買った。
司馬さんの本を買ったのは何年ぶりだか分からないほど久しぶりなんだ。 今日の昼NHKのドラマ『坂の上の雲』の第一回を見たんよね。 番組の冒頭は見落として、途中から見た。 実は、先週の日曜の最初の放送も途中から見た。 『坂の上の雲』をNHKがスペシャルドラマとして3年に渡って放送するってのは知ってたんだけど、大河ドラマと同じ形式で放送することは知らなかったし、今年の年末に5周連続放送されるって事も知らなかった。 3年もかけて十数回の放送をするって事で、そんなん、とても覚えてて連続ドラマとしてなんか見れないやん!って思ってたんよね。 だから、観る気はなかったんだ。 NHKは、もっと細かい放送スケデュールを何度も何度も告知してくれたら良かったのになぁ、って思う。 でね、今日の再放送のエンディングロールに脚本「野沢尚」ってのが見えて、まずびっくりしたんよね。 ”えっ?!野沢さんって何年も前に亡くなりはったやんか!”って不思議に思ったんだ。 で、その再放送が終わったあとの「土曜スタジオ」に本木雅弘さんが出演して『坂の上の雲』の話をいっぱいされたんだ。 その話の中でびっくりしたのは、本木さんにNHKから『坂の上の雲』への出演オファーが来たのは七、八年前なんだってさ!(@_@) そうだったんだ! 野沢さんが生前にすでに脚本を書いてはったんよね。 僕、野沢尚さんの脚本好きだし、こりゃぁちゃんと観たいって思った。 そうなると、最初の放送も、今日の再放送も冒頭部分を見れてないってのが、なんかめちゃ嫌で、司馬さんの『坂の上の雲(一)』を買いに走ったってわけ! 僕が司馬さんから遠ざかってた一つの理由に、司馬さんの海軍好きがちょっと嫌だったことや、日清日露までを肯定してるのに、それから後の日本をボロクソに言ってるってとこも嫌だったりしてた事があるんよね。 そんな僕だから『坂の上の雲』は読んでなかった。 それに、僕、正岡子規って全く興味ないし、俳句なんか全くの2乗ぐらい興味ないし、野球興味ないし『坂の上の雲』にひかれる理由がないんよね。 だけど、『坂の上の雲』って司馬さんが40代のほぼすべてを使って書きあげはった本だっていうし、魅力の無い本であるはずがないんよ! 読みだしてみて、またたくまに司馬ワールドに引きずり込まれて、いつも司馬さんの本を読むときに陥る地図とのにらめっこも始まってしまった(^^ゞ だってさぁ、この本、小説なのに、『街道をゆく』なみの濃密さで日本の事を語ってくれるんだもん! さすが、司馬さんのノリノリの40代パワーがあふれてるって思った。 読みだして、たったの26ページのところで、目から鱗の話が出たきたんよ。 ちょっと載せるね。 ”ちなみに徳川時代の特殊さは、知識階級が都会におらず地方にいたことであった。(中略)要するに、江戸、京都、大坂には知識人がすくなかった。” なんだってさ。 幕末の地方の盛り上がりを思えば、さもありなんだよね(^_-) とりわけ大阪には武士がほとんどいなくて知識人の一番少ない土地柄だったみたいだね。 なんか、それって現在まで尾を引いてるよね。 やっぱ、大阪人ってアホやったんや(^。^) めっちゃ分かるもんなぁ。 大阪人って、別に大阪弁がどおって事じゃなくて、やっぱ知性が足りないって感じするもんな(^_^;) いっちょかみで、おしゃべりで、何にでも興味を持って、まぁ、多少はオモロイけど知性が感じられないってのは、僕のブログを読めば、大阪人って感じは分かるんちゃうかな?(^_^;) なんかさぁ、司馬さんの本って、しょっちゅう本を閉じて考え込んでしまうんよね。 そうかぁ…、大阪人はアホなんかぁ…。 みたいにね(^^ゞ 司馬さんの本って、普通の物語を楽しむ小説と違って、こんなオモロイ話がちりばめられてて、感心したり地図を広げたりで、読むのが全然進まないんよね(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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