カテゴリ:スポーツ
なんだかさぁ、このワールドカップは審判が厳しすぎるってみんな言ってるでしょ。
だけどさぁ、僕は、FIFAがサッカーってスポーツを少しまともに戻そうとしてると思うんよね。 昔、日本が弱かったときに「フェアプレー賞」なんてのをもらった事があるでしょ。 あの頃の日本はまともなサッカーをしてたんよね。 だけど世界のまともは違ってて、ファールは有用で重要な戦術のひとつだったんよね。 世界標準がそうなんだから、世界の中で戦うには、日本も世界標準に合わすしかなく、今の日本のサッカーも、ことファールに関する限り世界と差がなくなっちゃったって思う。 だけど、かって「フェアプレー賞」なんてものをくれたぐらいだからFIFAもフェアプレーを良きものとしてると思うもんな。 今回、厳しすぎるって言われてる中で、 ”前半のレッドカードはひどい!後半ならまだしも…” って、事を言ってはる人が複数いたのも聞いたんだけど、前半なら許されて後半なら許されない、なんて、そんなのが正しいとしたら、そんなんホンマにスポーツのルールなん?って思っちゃう。 そんなん言うてたら、ファールなんか限りなく審判の匙加減になっちゃうやんか。 『ならぬものはならぬものです』 って、会津藩の教えの『什(じゅう)』みたく厳格に絶対的なものするのが、まだしも一番公平やと思う。 だってさぁ、僕がよく見かける許されないって思うファールが両手でかかえて後に投げ飛ばすみたいな ”バックドロップかよ!?” ってプロレスみたいなファールなんよ! あんなんレッドカードでええと思う。 だってさぁ、ボールを取りに行って、遅れてしまったために脚を削ってしまったってのはプレーの中での起こりえるファールだと思うけど、プロレス技を出すのはサッカーのプレーと関係ないやんか! サッカーのプレーと関係ないんやったら、そんなん懐からピストルを出して撃つのと変わらないと思うんよ。 ピストルで撃ったら警官に逮捕されるやん。 しやから、レッドカードで退場、プラス逮捕してしまえば良いと思う! 大久保なんか小さいから豪快に投げられてたもんなぁ(>_<) 日本の選手もフィジカルが強くなったって言われてるけどプロレス技を出されたらひとたまりもないもんな(>_<) 脚を削るとか脚をかけるってファールは、さらに高い技術を持ってる選手は回避しちゃうんよ。 有名なマラドーナの5人抜きだって、イングランドの選手は倒しにかかってるんだけどマラドーナが牛若丸みたく、すり抜けちゃってるんよね。 今大会のメッシも5人のディフェンダーに囲まれても、空中を使って抜いてるやんか。 だからさぁ、本当にサッカーのプレーだけで勝負出来るのならフィジカルなんか必要ないんじゃないかと思うんよ。 オーエンかって、牛若丸みたいやったやん。 って、牛若丸って見た事ないねんけどね(^^ゞ そんなん考えたら日本人こそ、オーエンやメッシみたいなんを目指したらええと思う。 なんせ、あの神様みたいな存在になってしまった中田英寿さんが鉄人みたいな体をしてて、ヨーロッパに行ってもあたりに負けなかったってのがあって、 ”ヒデさんみたく体を作らなければ世界と戦えない” ってのがあるのかも知れない…。 でね、この大会で審判が厳しくファールを取らなかったから試合が壊れてしまったと思う試合があるんだ。 ブラジル×コートジボアール戦でルイス・ファビアーノが二度のハンドをしてゴールを決めたってのがあるでしょ。 左手でトラップして、さらに右の二の腕でボールをコントロールしてゴールしちゃった。 このゴールのあと、ファビアーノと審判は二の腕を示しながら談笑してたのは、あれは腕に当たってたけど故意のプレーじゃぁないって事を話してるふうだった。 腕を体の近くにしてるのならともかく、右腕を大きく右上に伸ばして体より右側にあったボールを体の前に持って来るためにコントロールしてるのに故意じゃぁないってのは通じないと思った。 ペナルティエリア内では腕にボールが当たるとハンドを取られる可能性がある事を選手は分かってて、一生懸命腕を隠してるんよ! 体に密着させたり、後に回したりしてるじゃない。 あんなハンドを二度もして、ハンドを取られなかったって事があの試合を無茶苦茶にしてしまったと思う。 あんなんされたら相手チームの選手が審判を騙してやろうとか思っても仕方ないと思う。 で、結果として、何にもしてないカカがレッドカードをもらって退場させられてしまった。 ボールのない所にボーっと立ってるカカに、コートジボアールの選手が斜め後ろからぶつかって、顔を押さえてもんどりうってひっくり返って、両脚をバタバタさせて顔を痛がるという迫真の演技に審判はレッドカードを出しちゃったんだ。 あの審判は、取らなきゃいけないファールを取らずに、演技に騙されてレッドカードを出してしまったって事だ。 あのブラジル×コートジボアール戦は審判が普通レベルの人でさえあったら、良い試合になってたと思うのに残念やねんわぁ(^_^;) ペナルティエリア内でのハンドは、オーストラリアのキューウェルがガーナ戦で可哀そうにレッドカードをもらってるんよ。 これ、キューウェルは両腕を下にたらしてただけなのにシュートがその腕に当たってレッドカードをもらっちぁう。 可哀そうだけどペナルティエリア内では、こういう事もあるって事なんだよな。 ↓ハンドの瞬間の写真はなくて、カードが出たところの写真なんだけど、ボールが当たったときのキューウェルの右腕はこの写真よりも体についてたと思う。 それにしても腕を斜め上にいっぱいに伸ばしてボールコントロールをしてもハンドを取られないのに体につけててもハンドを取られるってのは可哀そうだね(^_^;) だけどね、そういう可能性もあるから、ペナルティエリア内では必死に腕を体につけるという、とっても勇気のあるプレーをしてる選手もいてるんよ。 イングランドのジョン・テリーは地面すれすれを光速エスパースタイルでダイブするんだ。 普通、ダイブするときってスーパーマンとか鉄腕アトムみたく手は前に出すじゃん! でも、それをやると、伸ばした手にボールが当たったらハンドを取られるでしょ。 で、とっても危険な光速エスパースタイルになったんやろね。 こんなん僕がやったら良くて肩の脱臼、悪くすると鼻や肋骨をボキボキ折りそうやもんなぁ!(>_<) ジョン・テリーのこのダイブを見せつけられると、ハンドのファールにいちゃもんをつける人たちも黙るんとちゃうやろか…。 これを見た審判も、厳しくちゃんとファールを取らなあかんて思ってくれたら良いと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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