カテゴリ:本
今日からNHKで始まったドラマ『10年先も君に恋して』ってドラマをボーって見てたんよね。
内野聖陽さんと上戸彩さんが主演なんだけど、この内野聖陽さんて人は宇宙エレベーターを研究してる人なんよね。 ちなみに、宇宙エレベーターってのは、一言で言うと静止衛星と地上とをエレベーターで繋いじゃうってやつなんだ。 で、内野さんが上戸さんに、宇宙エレベーターのことを熱く語るんよ。 宇宙エレベーターと聞いて、僕はすぐにブライアン・W・オールディスが書いた『地球の長い午後』ってSF小説のことを思い出したんだ。 地球の長い午後 だけどね、内野さんは ”宇宙エレベーターは、アーサー・C・クラークが『楽園の泉』って本の中で紹介してる” って、言ったんよ。 で、この話をするくだりが、凄いんよ。 内野さんが宇宙エレベーターの話をやりだしたんだけど、SF小説のクラークの本の話を女の子にすることなんかって感じで逡巡してる風の内野さんに、上戸さんのほうが 「ら、く、え、ん、の、い、ず、み…? たしかアーサー・C・クラークの小説の…」 なんて事を言いだすわけよ! こんなんさぁ、僕が若い頃に女の子からこんな事を言われたら、瞬殺で深ぁ~~い恋に落ちてしまったやろうなぁ! だって、上戸さんが演じてる女の子は”アーサー・C・クラークの本は全部読んだ”って言うんやもん。 残念ながら、僕はそんな女の子に生れてから一度も会ったことがないもんなぁ(^_^;) なんせクラークは若い頃の僕にとってはスサノオノミコト級の神様的存在やったもんなぁ(^。^) 楽園の泉 で、そんな感動的なシーンではあったんだけど、 ”宇宙エレベーターのアイデアはブライアン・W・オールディスの『地球の長い午後』のほうが、早いんとちゃうのん?” って、僕は思ったんだ。 で、ググってみたら ・『地球の長い午後』ブライアン・W・オールディス著---1961年 ・『楽園の泉』アーサー・C・クラーク著---1979年 ほらぁ、オールディスのほうが18年も早く言うてるやんかぁ! まぁ、クラークは今では当たり前になってる静止衛星のアイデアを世界で初めて唱えた人って事でも有名やし、どうしてもクラークの言った事がクローズアップされちゃうのはしゃあないんやろね。 だけど、この事をよくよく考えてみたら、静止衛星の事を始めて唱えたのもクラークやなくてオールディスやないかと、ちょっと思ってしまった。 しかしまぁ、宇宙エレベーターが実際に研究されてて10年から30年先には実現するだなんて、びっくりしたなぁ! でも、10年はありえへんやろう。 建設だけでも10年以上かかると思うもんなぁ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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