テーマ:好きな映画(8)
カテゴリ:劇
最近テレビをあまり見なくなってビデオを見てるんだけど、我が半生のベスト5の映画を立てつづけに観た。
我が半生ベスト5なんだから当然っちゃぁ当然なんだけど、どれもめちゃくちゃ面白かった♪ だって、映画の面白さなんて個人が感じる風情の問題だから、「良い映画」とか「悪い映画」なんて評価は意味ないし、ようは自分がどれだけ好きかって事やから、僕のベスト5を僕が面白いのんは当たり前やもんな(^^ゞ それに、どれも古い映画だから久しぶりに観た分初めて感覚も少し湧いてきて超楽しめた(^_-)-☆ って、どの映画も10回以上は観てると思うけどね。 でね、その5本の映画の製作年を比べてみたら、意外やった。 21世紀に入ってからの映画は1本だけで、それはまだ何年製作の映画か覚えてたけど、他の4本は意外やったわぁ。 製作年順にベスト5を並べて感想を一言。 ○1987年『私をスキーに連れてって』 5本を続けて観て、この映画が一番古いって感覚は持たれへんかった。 ごっつぅ新しかった! セリカGT4は今見てもめちゃかっこ良いし、今の短いスキーと違って昔の長いスキーはスマートでカッコ良い! オフィスの机の上にめっちゃ場所を取ってる馬鹿でかいパソコンのモニターを、CGで薄い液晶モニターに書き換えるだけで今の映画に見えるかも知れないな。 しやけど、こうやって時代が変わるぐらいに時が経ってから改めて観ると、ホイチョイのおしゃれ感覚ってのは ”時代を超えて通用したんだ!” って、しみじみ思うよ。 志賀万座ルートはいつもゴールデンウィークには車で走ってた懐かしいコースやし、もう懐かしくて涙がちょちょぎれそうやったし! ”ひゃぁ!横手山の電波塔やぁ!” ”横手のホテル・ラフォーレやぁ” ”焼額の志賀高原プリンスやぁ!” って、ひとりで大騒ぎして観てしまった(^。^) で、あまりの面白さに続けて2回も観ちゃった(^^♪ ○1988年『怪盗ルビイ』 この映画は『私スキ』よりも古いと思ってた。 とっても、おしゃれな映画やけど、なんせキョンキョンが可愛らし過ぎるし、真田広之さんが若すぎたってのが時代を感じた理由やろなぁ。 多分ねぇ、最初の製作コンセプトからして、少しクラシカルな感じで撮ろうとしてたんやないやろか? その事をちゃんと感じてあげやなあかんねやろうけど、今初めて観る人にそんな事を望んでも無理やろうね。 実は、今、大好き映画はすべてDVDを所持しようと思い、この『怪盗ルビイ』のVHSは処分しようとオークションに出したんだけど、落札者に騙し取られそうになって苦労して取り返した一品なんだ。 だけど、取り返してから今回ちゃんと全編を視聴しなおしたら画質は良いし、もうこのVHSは一生手元に置いておこうと思う。 この『怪盗ルビイ』のVHSをいろんなオークションサイトやら中古屋さんをしらみつぶしに探してみたんだけど、一つも無かった。 このテープはもしかしたら、めちゃ貴重品かもしれへんし、ホンマ取り返せて良かったと思う。 ○1991年『大誘拐』 こんなオモロイ映画はないよ! だいたいさぁ、「誘拐」なんて最低最悪な卑劣な犯罪に、さらに「大」なんて修飾語をつけたタイトルの映画がオモロくて素敵な映画やなんて、そんなんルール違反やわぁ! タイトルで観るのを敬遠した人も居たやろうし、監督さん、この映画最高やけどタイトルだけはあかんと思うわ! しやけど、古く感じる映画やったわぁ! 90年代の映画とは思われへんし、この映画が5本の中で一番古い映画だと思った。 『私スキ』の4年後の映画やなんて不思議な感じがしたなぁ。 あの80年代から90年代という時代は、むちゃくちゃ移り変わってた時代やし、その時代の中で古い新しいを逆に感じるって面白いって思う。 っていうのが、今って停滞してるでしょ。 例えば『踊る大捜査線』の続編なんかが10年以上を経ても作り続けて見続けてくれる人が居てるとか、テレビ番組も人気番組は10年20年続いてるのも普通でしょ。 つまりさぁ、今って古くならないんよ。 それって、みんなの感性が停滞してるって事でしょ。 だって、映画のガンツだってマンガの初出は、もう11年も前なのに、今ごろ映画で盛り上がってるもん。 って、僕もガンツのコミックは出てるぶんは全部読んでて、次巻が楽しみでしゃぁないねんけどね(^^ゞ つまりさぁ、例えば今から20年後に、2000年から今年までの映画を年代順に並べようとしても、感覚的には難しいと思うねん。 携帯が二つ折れの時代とかスマートフォンの時代とか、登場する携帯の形態で判断するぐらいしかでけへんのんとちゃうやろか? ○1995年『Love Letter』 実は3月の中頃からのメディアの報道に嫌気がさして来てね、だけど、どこのチャンネルを回してもおんなじやし、『白線流し』のボックスとスペシャルを引っ張り出して来て全部観たんだ。 その流れで『Love Letter』を観たのが、この5本の映画を見始めたきっかけやってん。 なんせ酒井美紀さんと柏原崇さんの出演してる映画っちゅう事で、『白線流し』を観ると流れで『Love Letter』を観たくなってしまうんよね。 『Love Letter』はやっぱりしみじみとしっとりした映画で、ほんわかした後味の映画やったわ。 女の子の藤井樹はほとんど園子そのままやったけど、男の子の藤井樹は長谷部とは全然違ったな。 どっちか言うたら渉に近いと思うたな。 この映画、お山以外では神戸と小樽が場所を特定出来る舞台なんやけど、神戸は山の上しか出て来えへんのんよね。 小樽については街中とかいっぱい出てくるけど、神戸って山の上の工房とお墓しか出てこないし本当に神戸やったんやろか? なんせ積雪が何メートルもありそうな神戸やて、それ、ホンマに神戸なん? って、突っ込みたくなる(^^ゞ 3年前に雪の六甲山で車が壊れてしまい、雪の中に10日間も閉じ込められてしまった事があったけど、あないには積もれへんもん! 車が閉じ込められた時の記事はこことここ。 神戸ったって、具体的な固有名詞としては「コムシノワ」しか出て来ないし! ほら、加賀まりこさんが中山美穂さんに 「コムシノワのよ!」 って行ってケーキをすすめるシーンがあるでしょ。 あれ、神戸にリアリティを出すための苦肉の策やったんかもしれへんって、今回観て思ったよ(^^ゞ コムシノワは神戸に何軒か支店があるんだけど、『Love Letter』に出て来たコムシノワのケーキは三宮のコムシノワのケーキらしいんよ。 昔、六甲山の丁字ヶ辻にあるコムシノワでその事を訊ねたら、そう教えてくれた。 なんせ、神戸は山しか出てこないから、六甲山の丁字ヶ辻のコムシノワのケーキやったら良いのにって残念やったのを思い出す。 ○2004年『下妻物語』 この映画、キャッチコピーが問題やったんとちゃうやろか? だって、根っからの深キョン好きの僕でさえ、ロリータとヤンキーだなんて観る気を起さなかったもん(>_<) そんなだからテレビで、何とわなしに観たときは、 ”なんじゃぁ!こりゃ!めっちゃ素敵な映画やんかぁ!” って、ぶっとんでしまった。 その後DVDを借りてきて何度も何度も観たもんなぁ。 フランスとか海外で、めちゃうけたって事に納得が行く。 だって、日本文化に疎い人たちはロリータとヤンキーったって聴いても、いらぬ刷り込みをされへんやろうからね。 映画を観たあとに原作を読んだんだけど、この映画は忠実に原作を映画化してるのが分かった。 活字と映画は違う物だけど、本も良かったわぁ! 実際、忠実に映画化されてるから、映画をより深く理解出来て本も読んで良かったと思う。 特にBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの歴史とかロリータファッションの歴史について深い理解が出来た。 だけど、基本的なファッション用語も全然知らないから姉貴にしょっちゅうファッション用語の事を訊ねたりしたけどね。 ってか、そんな知識や深い理解を得る事が出来てそれがどうしてん?!って事もあるんやけどね(^^ゞ でね、本のほうには続編で完結編の『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件』というのがあって、本編も続編も再読するというほどの惚れ込みやった。 しやけど21世紀になってからの映画が1本しかないというのも、自分の感性が年寄りになってもた言う事かもしれへんなぁ。 だって「昔は良かった」なんてセリフは年寄りの言う言葉の定番やもん(>_<) 面白いと思っても、昔に観た大好きな映画と比べたら上に食い込む事がでけへんねん。 例えば三谷幸喜さんの映画なんか大好きな映画がいっぱいあるねんけどなぁ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月11日 02時48分22秒
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