カテゴリ:社会科(地理・歴史)
内田康夫さんの『十三の墓標』を読んで、内田康夫さんの長編小説を全部読んでしまった。
浅見光彦物の109タイトルを読み切ってしまったあとは、岡部警部物や竹村警部物、それに和泉教授とか、それ以外とか、とにかく片っ端から読んで全部読み終わったと思ってたところに落とし穴があったんよね。 実は『十三の墓標』は読んでなかったのに、ずっと読んだと思ってた。 あのね『十三の冥府』という浅見光彦物の本があって、その『十三の冥府』と『十三の墓標』を混同してて、『十三の墓標』の字面は本屋さんでもネット上でも、何百回と見てたと思うけど、読んだと勘違いしてた。 ”へっ!この本読んでないやん!(@_@)” って事に気がついたときは嬉しかったわぁ(^^♪ なんせ、内田康夫さんの長編小説は読んでない本が一冊もなくて、読みたくても新作を待つしかない状態やったからね。 その事に気がついたのは古本屋さんで、その古本屋さんの『十三の墓標』は44円やった。 44円の品物を、こんなに嬉しく思えるなんて、なんて得やねんやろ(^^ゞ まっ、1989年発行の文庫本やねんから44円も順当な値段やと思うけどね。 でね、この内田康夫さんの『十三の墓標』の題材になってるのが和泉式部でね、和泉式部のお墓だと言い伝えられてる場所が日本中に何箇所もあるという事がストーリーの肝の部分になってる! この本の中で学者が和泉式部の史跡の場所をメモ用紙に箇条書きにするシーンがある↓ 京都府 京都市京極 京都府 宮津市 京都府 木津村 兵庫県 加古川市 佐賀県 有明町 千葉県 館山市 長野県 諏訪市 福島県 石川町 宮崎県 国富町 高知県 土佐清水市 広島県 尾道市 岩手県 宮古市 神奈川県 南足柄市 (二葉文庫 内田康夫著 十三の墓標 1989年6月15日 第一刷発行 254ページ) これが13箇所だったから『十三の墓標』っちゅうわけ。 でね、この13箇所を見て、 ”なんで大阪がないのん?!” って思ったんよ。 この学者先生は上の13箇所以外にも丹波篠山とか津和野とかも言うてはったけど大阪が出てけぇへんし! どうして大阪が出てけぇへん事を不思議に思ったかと言うとね、熊野古道の岸和田市あたりに和泉式部関連の史跡がゴロゴロあるねん! ほんまにゴロゴロある! 僕は、今までに何度か通ってて、何箇所かの写真を撮ってるんだけど、『十三の墓標』を読んで撮りっぱなしだったのを思いだしたので引っ張りだしてきた。 和泉式部 筆塚↓ 和泉式部 戀ざめ乃淵↓ 和泉式部 戀の淵↓ あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな 「あらざらむ」が「死んじゃう」みたいな意味だってのは分からんかったけど、そのほかは分かりやすい歌やよね。 和泉式部 どんび淵↓ いっぱいあるでしょ。 なんせ、この大阪湾沿いの南大阪は和泉国なわけで、和泉式部の名前の場所やもんね。 どうして、今、『源氏物語』なのか分からないけど多部未華子さんや生田斗真くんの出演で『源氏物語』が公開されるでしょ。 和泉式部って、その源氏物語の著者の紫式部とも同時代の人やし、今、この時代が来てるのかも知れないと思って載せてみた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会科(地理・歴史)] カテゴリの最新記事
|
|