テーマ:車に関するお話(10514)
カテゴリ:車
マスターバックというのは日本語で倍力装置といい、ドライバーがブレーキを踏む踏力をエンジンの吸引力(バキューム)を使って倍増する装置で普通の車には全部ついてる。
しやけどマスターバックって、どうしてマスターバックなんて意味不明の名称がついてるんやろね…?(^_^;) 英語ではブレーキブースターというみたいやけど、英語嫌いの僕でも英語のほうが意味が分かる。 だって、ブレーキをブーストするって、そのままやもん(^_-)-☆ でぇ、どうして、そのマスターバックって装置が車に要るのかっていうとね、 軽くても1トン、重い車だと2トン以上ある乗用車が高速で動いてるのを人間の脚力だけで止めたりできるわけないでしょ。 そこで、ブレーキを踏む力をエンジンの吸引力でもって倍増してあげて、重たい車を止めようってわけよ。 なんせエンジンの力でスピードを出すんやから、止めるほうにもそのエンジンの力を借りるってのは理にかなってる。 そんなんやから、もしもマスターバックが壊れたら車が止まらなくなって、めっちゃ怖い! 試しに、エンジンを切ってブレーキを踏んでみてみ! ブレーキが全然効かへんから、超ビビルよ(>_<) っちゅうわけで、もしもマスターバックが壊れたら、車を停止させる事ができなくなるわけやから車を動かす事ができません! おととし、車屋さんからマスターバックが製廃だって聞かされてから、ラングレーのマスターバックも探してた。 ヤフオクなんかでもマスターバックの出物はそれなりにあるんだけど、なんせ30年前のMN10のマスターバックなんか、今更出てくるわけもなく、おととしから1個も出ない。 スカイラインとかブルーバードみたいな人気の旧車だったら、中古どころか新品だって出てくるねんけど、やっぱり需要のない品物は出てけぇへんわなぁ…(^_^;) で、そんななか、アメリカで中古を見つけた。 だけど、アメリカ製のMN10ラングレーは車名をDATSUN310でといい、DATSUN310のマスターバックの型番はラングレーのマスターバックの型番と違うんだ。 しやけど、どうして型番が違うのかが分からないんよね。 だって見た目は同じなんだもん。 で、ダメ元で買ったのがこれ↓ そしたら、これ、すべての部分のサイズが同じだった(^^♪ 型番の違った理由は、ラングレーに装着されてるマスターバックには付いてないスペーサーが、DATSUN310のマスターバックには付いてたからだと思う。 こんなふうに4本のボルトが通るようにスペーサーが挟まってた↓ このダイカスト製のスペーサーは接着剤でマスターバック本体に貼りつけられてただけだったので溶剤をつけたら簡単に外れた↓ で、DATSUN310のマスターバックにこんなスペーサーがついてた理由を推測するに ブレーキは右脚で踏む部分にあるから、マスターバックの装着場所は、 右ハンドルではエンジンルームの右端になる。 一方、左ハンドルでは、左座席に座った時の右脚部分にブレーキがあるわけだから、それってエンジンルームの真ん中よりやや左側になる。 多分、その違いのために、エンジンルーム内のレイアウトが変わるから、装着ボルトの長さに問題が出るか、それともマスターバックに装着するマスターシリンダーから4輪に向うブレーキパイプの取り回しに問題が出るとかしたんとちゃうやろか。 まっ、いずれにしてもマスターバック本体は、取り付けボルトの付いてる場所も長さも径も含めて、まったく同サイズだから装着できるのは間違いない。 だけど、中古だから空気漏れが心配っちゃぁ心配だけど、外観は僕の車に装着されてるサビサビのマスターバックと比べたらピカピカで新品みたく見えるし大丈夫やと思う(^_-)-☆ 今、車についてるサビサビのマスターバック↓ これはDATSUN310のマスターバックについてた、ただの荷札だけど [YEAR 81]とか [MAKE Datsun310]っちゅう書き込みが、なんか感慨ぶかいねん↓ 僕のラングレーと同じ1981年製のDatsun310が、このマスターバックを付けて走ってたっちゅう証しみたいな気がして、なんか捨てられへん…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[車] カテゴリの最新記事
|
|