テーマ:本のある暮らし(3285)
カテゴリ:本
五十嵐さんの本は、僕的にめぼしい本は全部読んでしまって、もう読む本がなくなって来て、とうとう『年下の男の子』なんて、 ”こんなタイトルの本、僕が読んでも良いのかよぉ…” みたいな本を読んでしまった。 しやけど、やっぱり五十嵐さんの本やなぁ。 超、良かった! しみじみ良かった。 五十嵐さんの本に外れ無し! これ、間違いないね! 37歳の独身OL、川村晶子(かわむらしょうこ)の一人称の小説やねんね。 一流企業で課長補佐なんて肩書きを持ってる。 こんな、僕には想像もつかへん人間の一人称の文章やねんけど、 なんせ五十嵐さんの文章って、どの本も僕の中に、乾いたスポンジに水が沁みこむみたくスーっと入ってくるもんやから この本も、1ページ目から、僕は”わたし(中村晶子)”になりきってもて、ズンズン読み進んでしまった。 なりきってもたもんやから ”ちゃうやろ、そこは!”とか ”あかん、あかん、そんなんしたらかん!”とか しょっちゅう、アセアセして読んでたなぁ(^^ゞ だって、本の最初で、”わたし”は新築マンションを買ってまうねんでぇ!(>_<) そりゃぁ、あかんやろう! もう、そこで ”何するねんなぁ”わたし””って、心底心配してもたもんな(^^ゞ でね、この本、最後のほう、もう、残りページが少なくなってきてるのに、”わたし”は、なんかえらい事になっていくねんね。 ひゃん!(>_<) あかんやろう(>_<) そんなんしたらあかんやろう(>_<) しやけど、もページも残ってないし、 ”この本は、こんな終り方をするのん?(-.-)” って諦めてた…。 ところが、最後の最後に”わたし”は、わけのわからん方向に走り出して、 もう、ほとんど、 ”頭おかしいのんとちゃうのん???” みたいな事をやりだして 最後の最後のエンディングの3ページほどで、僕は涙がとまらんくなって、本を閉じたってわけ(^^ゞ しやけど、ほんま五十嵐さんの本は、いつもいつもやってくれるわ! 読み出したら、ほんま寝られへん(^_^;) おとといやったっけ、テレビで貞子3Dたら映画を見てたら、そのあまりにもの退屈さで不覚にも10時半ごろに眠ってもてんね。 まぁ、僕が勝手に『リング』『リング2』『らせん』の、あのハイクオリティの映画みたいなのを期待してたから、どだい面白いはずはなかったんやけどね(^_^;) 本と映画は違うやろうけど、2時間で済む映画が寝てまうのに、何時間かかるか分からんのに五十嵐さんの本は寝られへんねんから危険な本やわぁ(笑) あっ、この本の中にちょっと嬉しい事が書いてあったので書きだすね(^^♪↓ わたしはバスタブにお湯を半分溜めてから、文庫本を一冊持ってお風呂に入った。この数年ほど、半身浴を続けているが、その間に読むための本だ。 実業の日本社文庫 五十嵐貴久著『年下の男の子』より ほらぁ、文庫本を持ってお風呂に入るのんは、おかしな事とちゃうやん! 中村晶子もやってるやん。 僕も、この『年下の男の子』の文庫本をお風呂の中で読んでたわけで、この事がどうしても言いたかった。 お風呂で本を読むって言ったら、みんな、なんかケッタイな事をしてるみたいな反応やねんね。 ”本が濡れてまうやん” とか言われるんやけど、そのたびに 本を置くテーブルと乾いたタオルを洗い場のテーブルに置いてることとか、湯船の上に渡す読書用の本立ての事を説明しやなあかん(>_<) お風呂で本を読む事は普通の事やから、恥かしがらんと、みんな僕みたいに言うたら良いと思う。 きっと、みんな、自分だけやと思うて隠してるんやろうなぁ(^_-)-☆ 楽天で、そのお風呂用の本立てを探してみたら売ってたので、載せて置くね↓
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最終更新日
2013年09月03日 02時11分42秒
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