カテゴリ:劇
タクシードライバーの夜明(よあけ)さんが、いっつもアリバイ証人に仕立て上げられるっちゅう、2時間サスペンスドラマがあるやんか。
昨日の夜に新作が放送されたんやけど 今回の舞台は三重県の伊勢とか鳥羽とか、あっちのほうやってんね。 鳥羽の真珠の養殖って、有名やんか。 今回は、その鳥羽の真珠が出てくる。 主人公の高岡早紀さんが演じる女性は鳥羽の出身やねんね。 昔は鳥羽の真珠加工工場で働いてたという設定で、出身は鳥羽の国崎(くざき)って所になってる。 この国崎(くざき)ってところは検索して初めて知った。 だって、テレビドラマのセリフで初めて聞いたわけやから「くざき」としか分からなかったし、検索してみて初めて国崎(くざき)って地名の事を知った。 でね、僕がどうして、この国崎に引っかかったかというとね、主人公の子供時代に父親から聞いた話が気になったから調べてみたんよ。 主人公の父親は漁師でね、海辺で娘にした話がこんなだったんよ。 くざきいう海は昔から豊かな海やった。 おべんゆう海女がおってなぁ、 倭姫命(やまとひめのみこと)いうお姫様にアワビをあげたんや。 お姫さんは、とても喜んで、そっからアワビを伊勢神宮に献上することになったんや。 上の話を聞いて、気になってもて調べてみた。 『志摩郡史・志摩国旧地考』 倭姫命(やまとひめのみこと)が伊勢・五十鈴川のほとりに天照皇大神の御鎮座を終えて、舟で志摩地方を巡幸されたとき、国崎の鎧崎で海女が潜っているのを見られた。そのとき、 「その貝は何というのか。」 とお聞きになり、その海女(おべん)が 「これは鮑(あわび)と申します。大層おいしい貝です。」 と申し上げると、ご賞味された。 倭姫命はいたく感動し、 「毎年伊勢神宮に献納してほしい。」 と言われた。また、お弁が 「生のままでは腐るので薄く切り乾燥させて貯蔵します。」 と申し上げると、それも献納するように言われた。これが熨斗鰒(鮑)(のしあわび)の起源で、以来、国崎の漁師たちは、今でも6月、10月、12月の3回、熨斗鰒を伊勢神宮に献納しているという。 三重県のほうでは、常識的な話なんかもしれへんけど、僕は初めて聞く話やった。 倭姫が天照大御神を祀る場所を探して旅をして伊勢にたどり着いた話は、前に『「太陽の道」の事。 』に書いたやんか。 倭姫にそんな後日談があったやなんて、知らんかった。 もしかしたら倭姫は食い物につられて、この地を選んだんかもしれへんね。 ほらぁ、倭姫が天照大御神をお祭りした「元伊勢」って呼ばれてるところがいっぱいあるでしょ。 いろんな所に倭姫は行ってるわけやんか。 あれって、もしかしたら食べ物が決めてやったんかもしれへんやん。 その後、倭姫は初代斎宮になって、この地に暮らしたわけやから、自分が食べる物も重要やったと思うもん(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月30日 20時59分31秒
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