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JOB_NINe

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August 31, 2004
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カテゴリ:教訓




オリンピックと冬の思い出

アテネオリンピックが終わり今度は2年後の冬季オリンピックです。


東北育ちで雪が好きな僕は冬季オリンピックのほうが親近感あります。


雪景色って津軽海峡冬景色のイメージのように寂しいだけではないよ。


どっちかというと馬鹿な僕は豪雪が好き。


雪崩も好き。


雪崩好きなので一応その恐ろしさも知ってる。


ちなみに英語でアバランチ。ドイツ語でラヴィーネ。


オーストリアに居たときは「ラヴィーネ!ラヴィーネ!」言ってたら


夜のスキー場のナイターが終わるとき、


ほとんどアイスバーンの斜面をソリで競争することになった。


このソリ、


なんか木作りのおしゃれなソリで曲がったりするのにテクニックが必要。


止まる時は足でブレーキする。


本当はこの時アイスバーンまではいかないけど硬い雪でした。


ソリのスピードはみるみるうちにアップします。


友達はいつの間にか女の子と一緒にソリに乗ることになってて


僕は一人ぼっちで乗った。


少し酔っ払っていて山を降りる手段はソリしかなかったので


3台のソリで同時にスタートした。


他の2台は2人乗ってるけど僕は一人。


スタート直後から他の2台は速かった。


乗りなれてないソリだけど負けず嫌いだから


できるだけスピードが落ちないように風の抵抗も少なくなるように


必死に他の2台を追いかけた。


すると、1台は転倒!


「やった!抜いた」


激しく転んでるのに笑いながら急いでソリに乗ってる姿が見えた。


そして、友達と女の子のソリを追いかける。


 


凄いものを見た。


追いかけてるソリが曲がれず林に突っ込んでいく。


「工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工!!!!」


あまりの速さに絶対止まれない。


そのままジャンプして空中でソリと友達と女の子がそれぞれの方向に飛んでった。


「そんな~っ!」


僕はさすがに恐怖を感じ勝敗はどうでもいいから命だけは大切にしようと思った。


激しく足でブレーキすると雪で前が見えない。


このままじゃ僕もあそこに突っ込むので飛び降りたいけど


それはそれでプライドが許さない。


安全な所に飛ぼうと決意しながら前が見えない状態でジャンプ!


続いて後ろからも叫び声が聞こえてきた。


僕にはそんな思い出の夜がある。


 


林の中から出てきた僕らはそれぞれどこかからか血を流し


笑いが止まらなかった。


バンジージャンプとかああいうのやった後と同じ。


無意味にアドレナリンが脳に分泌されさっきまでの緊張感がおかしくてたまらない。


笑いながら血を流しそれぞれゴールしたが順位はどうでもよかった。


この思い出が甦るDVDがスキージャンプペアというCGのコメディー。


ブラックなユーモアが好きな人には気に入ってもらえると思う。


 


スキージャンプ・ペア オフィシャルDVD


スキージャンプペア


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Last updated  August 31, 2004 05:52:28 AM
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